マネータイプ診断|性格ではなく『あり方』を映す鏡

「同じくらいの収入のはずなのに、なぜあの人はお金が貯まっていて、私はいつもカツカツなんだろう?」——そんなふうに、自分と誰かを比べて胸のあたりがギュッとなったことはありませんか?
お金の本を何冊も読んで、家計簿もつけて、投資の勉強もしている。それでも、なぜかお金の不安がなくならない。そういうご相談を、私はこの10年ほどで本当にたくさん受けてきました。
この記事では、私が長らくお伝えしてきた「お金モテ®」の考え方をもとに、性格分類ではなく、あなたがお金と上手につきあうための方法が分かる『マネータイプ診断』について、できるだけやさしく紐解いていきます。
「マネータイプ診断」は性格分類じゃない──お金への『あり方』を映す鏡
「マネータイプ診断」と聞くと、多くの方は「ああ、性格診断のお金版ね」と受け取られるかもしれません。ただ、私がお伝えしているマネータイプは、いわゆる性格分類とは少し違うんですね。
先にひとつだけお断りをしておくと、性格の傾向がお金の使い方に影響するのはもちろんです。ただ、性格というのは、生まれ持った資質や幼少期の環境で”そう出来上がっているもの”として語られがちで、「じゃあ、私は元々こういう人だから仕方ないよね」という結論になりやすくなります。
ですが、お金とのつき合い方は、そんなに固定されたものでしょうか?ひとりの人でも、独身の頃と家庭を持ったあとでは、お金への向き合い方が別人のように変わることも普通にありますよね?つまり、そのときどきのあなたの『あり方』——お金に対する心構え——が、そのままお金との距離に映し出されている。それがマネータイプの本当の姿なのです。
ですから、この診断は「あなたはこういう性格の人」というレッテルではなく、「いまのあなたのお金へのあり方は、こんな傾向になっているようですよ」と、優しく教えてくれるものです。読み終えたときには、「私はこういうタイプなんだ、直さなきゃ」という自己否定ではなくて、「ああ、だから私は今、こうしたお金のつきあい方をしていたのか」と、きっと腑に落ちることでしょう。
マネータイプを分ける一本の軸──『冷たいお金(信用)』と『温かいお金(信頼)』
では、そのマネータイプを、どんな軸で眺めていけばいいのでしょうか?ここで最も大事にしたいのが、『冷たいお金』と『温かいお金』——お金の2つの側面のうち、いまのあなたがどちらを主に生きているか、という一本の軸になります。
私は普段から、お金には性格のまるで違う2つの顔があるとお伝えしています。ひとつは『冷たいお金』。銀行口座残高のように、金額として明確に数えられるお金のことで、その土台には社会的な『信用』があります。お給料や貯金や投資の評価額——数字で管理できるものは、すべてこちら側です。
もう一方の『温かいお金』は、金額では測ることができず、その源には人からの『信頼』——いわゆる『信頼残高』があります。人から感謝され、喜ばれた結果として手にすることができた、目に見えない非言語のお金だと考えてください。
大切なのは、この2つはどちらか一方だけを選ぶものではなくて、同じお金の”表と裏”として、いつも一緒に働いているということ。冷たいお金は「暮らしを守る土台」であり、温かいお金は「人とつながり、幸せを呼び込む流れ」です。どちらが上でも下でもなく、ただ片方だけでは、人生は本当の意味での豊かさにたどり着けないのです。
そのうえで、いまのあなたは、このお金の2つの顔のどちらを意識して日々を過ごしているでしょうか。目に見える数字や実績といった『信用』の側に軸足が寄っているのか、それとも、人とのつながりや関係性の『信頼』の側に軸足が寄っているのか。
マネータイプ診断は、この一本の軸の上で、「いまのあなた」がどのあたりに立っているのかを映し出すことで、お金との距離感を見える化してくれるものになります。
ひとつだけ添えておくと、この軸は”固定された優劣”ではなくて、あくまで”いまの立ち位置”です。同じ人でも、時期によって冷たい側に寄ったり、温かい側へ戻ったりと、ゆらぎながら動いていくもの。だからこそ、ご自身を責める材料ではなく、「なるほど〜だから今の私はこうなんだ」とご自身を客観視し、再認識するための道具として使っていただけたらと思います。

あなたは今どちら寄り?──『冷(信用)』寄りと『温(信頼)』寄り、それぞれの傾向
それでは、この軸の両側に立つ方の傾向を、順に眺めていきましょう。「これ、私かも」と思うところに、丸をつけながら読んでみてください。どちらか一方に完全に振り切っている方は稀で、たいていは「やや冷たい寄り」「やや温かい寄り」というグラデーションのなかにいらっしゃいますので。
『冷(信用)』寄り──数字と実績で”土台を守る”方
お金は数字で管理するもの。そして頼りにするのは、目に見える実績や社会的な信用です。こちら側に立つ方は、生活の『土台』を守る力にとても長けています。貯金もきっちり積み上げることができていて、収支や資産管理もしっかりできている。世間一般で「マネーリテラシーが高い人」と言われるのは、まさにこちら側にいる方たちです。
ただ、数字ばかりに視線が向きすぎると、いくつかの人生の詰まりが起きやすくなります。ひとつは、”守り”が強くなりすぎて、自分のためにお金を使えなくなること。もうひとつは、きっちりとお金を積み上げているのに、なぜか人生の幸福感が薄いという詰まりです。「私の人生、本当にこのままでいいのだろうか・・・」と、ふとした瞬間に不安に襲われやすい。数字の土台は立派なのに、どこか自分らしくいられない感がつきまとう。そんな感覚を抱えていらっしゃる方が、こちら側には少なくないのです。
『温(信頼)』寄り──人とのつながりを主軸に”巡らせる”方
お金そのものを追いかけるよりも、「この人に喜んでほしい」「このご縁を大切にしたい」という気持ちから動いていく、温かいお金と人との『信頼』関係を主軸にする方です。周りから慕われて、人を通じて、ご縁やお金の巡ってくる状態に、最も近い場所にいると言えるでしょう。
言葉にするといいことだらけなように見えますが、落とし穴もあります。信頼で動くぶん、数字に苦手意識がある方が多く、管理がおろそかになりやすくなります。気づいたら銀行口座残高が随分と心もとない…という方も少なくありません。そして、もうひとつ。与えることは得意でも、お金を受け取ることに苦手意識があって、お金の流れに詰まりが起きやすい。「好きでやっているだけなので…」と、自分が豊かになることに、無意識にブレーキをかけてしまう方が多いのです。土台となる冷たいお金が手薄なままだと、せっかくの豊かな信頼残高も、安心して使いこなせなくなってしまうでしょう。

同じ収入でも貯まる人・出ていく人──タイプが「お金のつきあい方」を決める理由
「同じくらい稼いでいるはずなのに、なぜあの人には貯まって、私からは出ていくんだろう?」——冒頭でも触れたこの疑問の答えは、実はこの一本の軸のなかに、多くのヒントが隠れています。
たとえば、月に30万円を手にしている二人がいたとします。片方は『冷(信用)』寄りで、もう片方は『温(信頼)』寄り。すると、同じ30万円が手元に入っても、その使い道のクセがまるで違ってきます。前者は自然と数字を守る方向にお金が向かい、後者は自然と人との関係にお金が流れていく。どちらが良い悪いではなく、あり方の傾向が、そのままお金の流れ方に反映されるのです。
ここで、お金の使い方をもう少し細かく眺めるために、私がよくお話ししている『お金の4つの窓』というモノサシをご紹介させてください。横軸に「消費⇔投資」、縦軸に「エネルギー(価値)の高低」を取ると、支出は4つのマスに分かれます。
- A=自己投資(投資×エネルギー高)
- B=自己満足(消費×エネルギー高)
- C=事故投資(投資×エネルギー低)
- D=必要経費(消費×エネルギー低)
Cの事故投資というのは、「自己投資のつもりが、何の結果も得られず、ただお金が溶けてなくなっただけの出費」のこと。私自身、若いころに株やFXへ次々とお金を投じ、1000万円を超える額を溶かしたことがあります。
当時の私は、数字が増えることだけに気持ちが向いていて、自分の『体温(エネルギー)』が上がる実感のないまま、ただ焦りでお金を投じ続けていました。だからこそ、投資のつもりが何の結果も残らずに溶けてなくなる——典型的な『C事故投資』になってしまったのです。いまふり返れば、あれは教科書に載せたいくらい典型的な、C事故投資だったのです。
面白いことに、この4つの窓のどこにお金がよく流れていきやすいのかも、マネータイプによって傾向がハッキリ出ます。
『冷たい』寄りの方は、数字の土台を守ることに意識が向くぶん、自分のために気持ちよくお金を使うことに苦手意識が出やすい傾向があり、結果としてDの”必要経費”に支出が偏りやすくなります。だからこそ、まずは小さな金額でかまわないので、「この使い方は自分の『体温(エネルギー)』が上がる感じがするか?」と問いかけながら、『D必要経費』→『B自己満足』へと少しずつシフトしていくことがポイントになります。
一方、『温かい』寄りの方は、自分のため、人のためにと感覚ベースで使うのはとても上手なのですが、結果として、Dの生活費(必要経費)が疎かになる方が少なくありません。ですからまずは、暮らしを守る『土台』としてのD必要経費を丁寧に調えるところから始めてみてください。
手にした金額が同じでも、どの窓にお金を流しやすいのかという傾向が違えば、豊かさの感じ方がまるで違ってくるのは必然です。つまり、貯まる・貯まらないの差は、収入や意志の強さの差というよりも、お金に対するあり方の差そのものが表面化しただけ——そういう捉え方ができるようになると、自分への責め方が少し変わってくると思います。

『あり方ファースト、やり方セカンド』──タイプを知ることが投資・貯蓄より先にくる
私はこれまでずっと、「お金モテ®」の考え方のなかで、『あり方ファースト、やり方セカンド』ということをお伝えし続けてきました。あり方が定まれば、やり方は自ずと決まりますし、あり方が定まっていれば、どんなやり方でも時間の問題で結果が出てくるからです。逆に言うと、結果が出ないときの原因の多くは、やり方ではなくあり方のほうにあると言えます。
では、なぜマネータイプを知ることが、投資や貯蓄の”やり方”よりも先にくるのでしょう? それは、自分がどのあたりに立っているのかを知らないままだと、どんなに良さそうな方法を手にしても、うまく使いこなせないからなんですね。
マネータイプを知ることは、いまの自分の『あり方』を客観的に映して眺めることそのもの。だからこそ、投資や貯蓄のやり方よりも前に、まずここから始めていただきたいのです。
たとえば、『冷たい』寄りで、Dの”必要経費”に偏りがちな方が、「これからは自分のためにお金を使うんだ!」と学んだとおりに、いきなり大きな金額を使いはじめると、土台がぐらついて不安が大きくなってしまい、自己投資のつもりが何の結果も残らずに溶けてしまう『C事故投資』を招きやすくなります。
逆に、『温かい』寄りの方が、「しっかり家計簿をつけて節約しなきゃ!」と数字だけにフォーカスして使い方を厳格化しすぎると、その方の魅力でもある人との信頼を大事にするという感覚が鈍ってしまい、かえって生活の土台が揺らぐという皮肉なことになりかねません。
例えるなら、まだレベル1の勇者に、いきなり伝説の剣を持たせても振り回せないことによく似ています。まずは自分のいまの立ち位置と、得意な戦い方を知ることからはじめたほうが、遠回りに見えて、結局最も早いのです。あり方を知ることは、手にしたやり方を十二分に活かすための土台なのです。
ですから、投資や貯蓄の情報を集める前に、一旦手を止めて、「そもそも、いまの私はお金と、どんな距離感でつきあっているんだろう?」と眺めてみてください。この1回の立ち止まりが、そのあとに続く行動の質を、大きく変えてくれますので。

自分のタイプに”良し悪し”はない──あなたのせいじゃなかった、という自己受容へ
ここまで読み進めてこられて、「あ、私はこのタイプかも」と、なんとなく当たりが見えてきた方も多いかもしれません。そこで、ひとつお伝えしておきたいことをお話しさせてください。
それは、どちら寄りにも”良し悪し”はまったくない、ということ。『温(信頼)』寄りが正解で、『冷(信用)』寄りがダメ、なんてことはひとつもないんですね。冷たいお金は暮らしを守る土台、温かいお金は人とのつながりを豊かにする流れ。片方が欠けて、もう片方だけでは豊かさが十分には循環していかない——そういう関係なのです。
それでも、「私はダメなタイプかも…」と感じてしまう方が少なくないのは、これまで自分のお金の使い方や貯まらなさを、全て”自分の意志の弱さ”や”性格のせい”にして責めてきた時間が長かったからだと思うのです。
ですが、思い出していきたいのは、あなたのお金のつきあい方は、あなたの努力不足や意志の弱さのせいではなくて、いまの『あり方』の傾向が、そのまま形になって表れているだけなのです。
「意志が弱いからお金と上手くつきあえない」のではなく、「いまはこういう位置に立っているから、お金がこう流れているだけ」なのです。そう眺め直してみると、自分責めも少し緩んで、自分に対する見方が変わってくることでしょう。
私自身、ふり返ってみても、株やFXで大きな額を失ったあの時期は、自分を責めに責めた時期でもありました。「なんて意志が弱いんだ」「なんてお金の才能がないんだ」——そう思っていた頃は、どんな学びを重ねても、なぜかお金はするりと逃げていくばかりでした。
転機になったのは、「これは自分のあり方が、いまの数字として表れているだけなんだ」と自覚したこと。自分を責めていた意識を、自分のあり方を見つめ直す方向へ向け直した瞬間に、少しずつ、でも着実にお金との関係が改善するようになっていったのです。
一本の軸の先へ──お金モテ8タイプ診断で見つける、あなただけのファーストステップ
ここまでお話ししてきた『温(信頼)⇔冷(信用)』の一本の軸は、いわば、お金のあり方を眺めるための最初のレンズです。このレンズを通して見るだけでも、「なぜ、いまの私がこういうお金のつきあい方をしているのか」の輪郭は、かなりクリアになってくることでしょう。
ただ、実際の私たちは、もっと複雑で、ひとりひとりが全く違った存在です。同じ『冷たい』寄りの方でも、数字を守ることに強みを発揮する方もいれば、守りが強すぎて自分に使えなくなってしまう方もいらっしゃる。
『温かい』寄りの方でも、与えることが得意な方もいれば、受け取ることに苦手意識をお持ちの方もいらっしゃる。同じ側に立っていても、詰まりを感じている場所は、人によってかなり違うのです。
そこで、この一本の軸の上に立つあなたを、さらに解像度を上げて、8つの傾向として、より詳しく眺めることができるのが、RPG(ロールプレイングゲーム)の世界観をお借りした『お金モテ®8タイプ診断』(正式には「お金モテ®冒険者タイプ診断」)です。

吟遊詩人型、錬金術師型、魔法使い型…といった8つの姿を通して、あなたは今どこに立ち、そこから何をどうすれば、もっとお金と上手につきあっていけるのかを教えてくれます。
実際に受けてくださった方からも、「そのままじゃん…と、いつの間にか涙がぼろぼろ出てました」、「好きなことにお金を払ってと言えない、というところ、そのままでびっくりでした」といったお声を、たくさん頂戴しています。
診断結果に自分を映し出して、責めではなく受容の方向に一歩進んでいく。そんなふうに活用してくださっている方が多いのを、とても嬉しく思います。
お金というのは、数字を競うゲームという性質を内包しながらも、同時に、いまの自分がどんなあり方でいるのかを教えてくれる鏡のような存在でもあります。
ぜひ、今日から、あなたのお金の流れをよりよくするために、まずは、ご自身のタイプを知るところからはじめてみることをオススメします。
その先に、あなたにピッタリな、心地よいお金とのつきあい方が待っていますので。
\ 最後まで読んでくれたあなたへ /
あなたは、どのタイプ?
どうすればもっとお金と上手くつきあえるのか?
「次の一歩」とその理由が、わずか1分でストンと腑に落ちます。
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