ANAマイレージクラブって何?
ANAのポイントプログラム
ANAマイレージクラブ(ANA Mileage Club 通称AMC)とは、ANA(全日本空輸(株))が提供するマイレージプログラムのことです。マイレージプログラムというのは、一言で言えば”ANAのポイントサービス”のこと。
ファミマならTポイントが、楽天なら楽天スーパーポイントが貯まって、それをショッピングの時にお金として使えますよね?そうしたポイントサービスのANA版がANAマイレージクラブというわけなのです。
ANAマイレージクラブの最大の特徴は特典航空券に交換できること
ANAのポイントのことをマイレージ(一般的には”マイル”)と呼びます。そして、このマイルを一定以上貯めると、航空会社ならではの特典航空券に替えることができ、国内はもちろんのこと、世界各地へ無料で旅に出ることができるようになるのです。旅好きにはたまりませんよね!
ANAマイルは有効期限あり
マイルの有効期限は3年間(※正式には取得した月から数えて36ヵ月後の月末まで有効)国内線は片道5,000マイルから、国際線は片道12,000マイルから特典航空券に替えることができます。
特典航空券に交換する場合、時期によって、H(ハイシーズン)、R(レギュラーシーズン)、L(ローシーズン)の3つに分かれていて必要マイル数が異なってきます。
例えば、私が住んでいる福岡⇔東京(羽田)は601〜1,600マイル区間になり、片道だとL6,000、R7,500、H9,000マイルが必要となっていて、内容は全く同じでもLシーズンとHシーズンでは必要マイル数に1.5倍もの差がありますので注意が必要です。
国内線の必要マイル数とシーズンチャート
国際線の必要マイル数とシーズンチャート
国際線の場合は行き先地毎のゾーン制となっていて、日本発の場合は7つのゾーンにそれぞれ分かれています。
日本から世界各地への必要マイル数(往復)は以下の通りとなっています。
なお、国内線と同様に時期によって、H(ハイシーズン)、R(レギュラーシーズン)、L(ローシーズン)の3つに分かれています。
国内線と国際線の特典航空券の違い
片道でも往復でも手配できる国内線とは違い、国際線は往復のみ手配可能となっています。
また、国内線で手配できる特典航空券は普通席のみとなります。機材の前方にある広めで豪華な座席のプレミアムクラスは特典航空券では乗ることができません。
一方、国際線の場合はエコノミークラス(利用クラスY)、ビジネスクラス(利用クラスC)、ファーストクラス(利用クラスF)の全てを特典航空券で利用することができます。
ビジネスクラスやファーストクラスは現金で購入すると非常に高額ですが、マイルを貯めて特典航空券で乗るとかなりおトクに乗ることが出来ることから、例えば毎年2人でハワイへビジネスクラスで往復する、とか、毎年1人でニューヨークまでファーストクラスで往復するのを目標にマイルをコツコツ貯めている人もいるくらいなのです。
これを現金で手配しようとすると、ハワイまでビジネスクラス利用だと1人50万円程度、ニューヨークまでファーストクラス利用だと1人200万円程度も掛かってしまいます。さすがにこれでは非現実的ですよね?
でも、ANAマイレージクラブに加入してマイルを貯めていけば、ハワイまでビジネスクラスで行ったり、ファーストクラスでニューヨークに行くことも決して夢物語ではないのです。
ANASKYコイン〜10円単位で利用できるANA版電子マネー
「確かに特典航空券は魅力的だけど、でも、そんなに貯まるかなあ・・・」
「頑張ってコツコツとマイルを貯めても特典航空券に必要な5,000マイルが貯まらないと結局意味がないんじゃないの?」
と思われるかもしれません。でも、安心してください。
というのも、ANAマイレージクラブに登録することで貯まるマイルは、特典航空券だけではなくて、ANAが発行する電子クーポン『ANASKYコイン』に交換することで、ANA主宰のツアー代金や航空券の支払いに使えるからです。
このANASKYコインは”電子クーポン”と呼ばれていますが、分かりやすく言えば、JRのSUICAや楽天のEdyといった電子マネーのANA版になります。要するにマイルはANASKYコインに交換することで現金として使えるということなのです。
しかもこのANASKYコイン、なんと10円単位で使えるのです!
交換比率は1ANAマイル=1ANASKYコイン以上なので、10マイル以上貯まればツアー代金や航空券代の支払いにそのまま使えるので、これならせっかくマイルを貯めていたのに5,000マイル以上に届かなくて結局使えず意味がなかった、なんてことには決してならないので安心です。
更に言えば、ANASKYコインは現金と同じ扱いなので、特典航空券では唯一手配できない国内線のプレミアムクラスの購入にも使えるのです。私はマイルをANASKYコインに替えて国内線のプレミアムクラスを手配することがよくあるのですが、これがかなり魅力的なんですよね!
さらに、特典航空券には利用枠が決められています。1つの便あたり特典航空券で予約できる座席数が限られているということです。ところがマイルをANASKYコインに替えて使えば、現金と同じなので座席数の制限もなく航空券を取ることができるというメリットもあるのです。
なお、マイルからANASKYコインに交換した場合、有効期限は交換月より12カ月目の末日まで(約1年)となり、マイルの有効期限3年間からは短くなる点には注意が必要です。
ANAマイルとANASKYコインの交換レートは以下のとおりとなっていて、マイルをまとめてたくさん交換したほうがよりおトクになるほか、会員ステータスや保有しているANAカードの種類によって交換レートが変わる仕組みとなっています。
今すぐにANAマイレージクラブに会員登録しよう!
ANAマイレージクラブカードの選び方
ANAマイレージクラブカードとANAカードの違い
ANAマイレージクラブに登録する際には、必ずカードの申し込みが必要になります。ただし、ANAマイレージクラブに関連するカードは種類が非常に多いため、「一体どれを選べばいいのか?と迷ってしまい、結局決めきれなかったので申し込むのを断念してしまいました・・・」というお話も少なからず耳にします。
でも、カード選びで迷ってしまい、毎年ビジネスクラスでハワイへ行ったり、ファーストクラスでニューヨークに行けるチャンスをみすみす逃すのはとてももったいないことですよね?
そんなもったいないことになってしまわないように、以下に2つの選択基準を示しますので、今のあなたがどちらに該当するのかを直感で決めて、まずは申し込んでしまいましょう!
「えー、でも、申し込んでしまったらカードを切り替えるのは面倒なんじゃないの?」
「それに、切り替える時にそれまで貯めていたマイルがなくなってしまうんじゃないの?」
という不安が出てくるかもしれませんが、ANAマイレージクラブではそうした時のことを想定して、カンタンにカード切り替えができるようになっています。
さらにカードを切り替えた時は以前のカードで貯めていたマイルを新しいカードに引き継ぐことが可能となっていますのでそこは安心してください。(詳しい切り替え方法はこちら)
私もこれまで、
ANAマイレージクラブカード ⇒ ANAマイレージクラブカード(Edy付き) ⇒ ANA VISA Suica ⇒ ANA VISA ワイドゴールド(いまココ!)
と何度も何度もカードを変更していますが、何も難しいことは一切なくスムーズに切り替えができました。ライフスタイルが変われば必要なカードが変わるのは当然のこと。今必要なカードを申し込むのが一番です。
ということで、次の2つから直感で選んで頂けたらと思います。
(1)マイルの貯まりやすさよりも、まずは無料でANAマイレージクラブがどんなものかを体験してみたい
⇒ANAマイレージクラブカード(無料;クレジット機能なし)を申し込む
(2)有料でもいいので、できるだけマイルが貯まる機会の多いカードが欲しい
⇒ANAカード(有料:クレジット機能あり)を申し込む
ANAマイレージクラブカードの選択基準(Edyの有無)
ANAマイレージクラブカード(無料:クレジット機能なし)はさらに2つの種類に分かれていて、申込時に選択するようになっています。それがEdyの有無です。
Edyは楽天が運営するプリペイド式の電子マネーの一種です。JRのSuicaのように事前にチャージして使うものですね。
このEdyは決済時に「シャリーン!」という音がするのであなたも一度は聴いたことがあるかも知れませんね。ちなみに月刊消費者信用2016年9月号によると、電子マネーの発行枚数ランキングは以下のとおりとなっているそうです。
- 楽天Edy:9,710万枚
- WAON:5,950万枚
- Suica:5,859万枚
- nanaco:4,912万枚
- PASMO:3,128万枚
楽天Edyは圧倒的な1位ですね!
「じゃあ、とりあえずEdyを付けておけばいいのかな?」と思われるかも知れません。でも、ちょっと待って下さい!
確かに発行枚数は1位です。でも、だからといって最も使われているということを意味しているわけではありません。現に、私もEdy付きのカードを持っていますが、これまで一度も使ったことがないのですから。今、電子マネーは百家騒乱の様相を呈しています。数が多すぎて何を使えばいいのか悩んでしまうほどです。
そういう時に役に立つのがこの視点になります。
「この電子マネーを使う機会が身近にあるかどうか?」
ここですぐにEdyを使う機会が思いつくのであればEdyを付ける意味があります。でも、いますぐに思いつかないのであれば、今は無理に付ける必要はないでしょう。カードはいつでもカンタンに切り替えが可能なのですから。
今は情報過多の時代。モノや情報を多く抱えすぎてしまうと、脳が混乱したりフリーズしたりしてしまい、結果、自分らしいライフスタイルを生きることを妨げてしまう原因にもなってしまいがちです。
ですので、ANAマイレージクラブカードを申し込む場合は
楽天Edyを身近で使う機会があるだろうか?
で判断して申し込むことをオススメしますよ。
なお、Edyは1回のお支払い200円につき1マイルが貯まりますので、マイルを貯めるためにEdyで決済してみるといいでしょう。
ANAカードの選び方
有料のANAカード(クレジット機能付き)を選択する場合の判断基準は非常に多岐にわたるので、誰にでも当てはまる「これが最高のカード!」というものを具体的にお伝えすることは不可能です。なぜなら、年収はもちろんのこと、趣味、嗜好といったライフスタイルは人それぞれ違うからです。
ANAカードはANAマイレージクラブの会員証であると同時にクレジットカードでもあります。そしてクレジットカードというのは、そもそもライフスタイルが先にあって、そのライフスタイルに従って後から決まるものであって、その逆ではないからです。どんなライフスタイルを目指しているのか?が明確でないと、どんなクレジットカードがいいのか?はそもそも決めようがないんですね。
でも、そうは言っても、ANAカードを選ぶ際の何らかの基準が欲しい!と感じるのが人情だと思います。ですので、ここではざっくりとした基準をひとつだけお伝えしますので、判断基準のひとつとして参考にして頂けたらと思います。
その基準というのが
「今、払ってもいい年会費はいくらまでか?」
です。
私自身もANAマイレージクラブカード(年会費無料)⇒ANAマイレージクラブカード(Edy付き:年会費無料)⇒ANA VISA Suica(初年度年会費無料、2年目以降2,160円)⇒ANA VISA ワイドゴールド(年会費15,120円)と、無料から1万円を超える年会費のカードへと徐々にステップアップさせて来ています。
ANAマイレージクラブに登録した後、特典航空券などの各種メリットを実際に享受できるようになると、もっと上手にANAカードを使いこなしたい!と自然と思うようになっていきますので、最初から完璧な1枚を探そうとするのではなくて、自分の成長にあわせて徐々にカードを切り替えていくことを私はオススメしたいと思います。
徐々にステップアップさせていくのも楽しみのひとつですし、何事も楽しみがないと続きませんからね。
ANAカードは現在23種類(ANAカード一覧)ものカードが発行されていますので、年会費を目安に今のあなたにぴったりの1枚をぜひ見つけて頂けたらと思います。
ただし、今は目星を付けるだけにしてください!そのまま発行申請してはダメです!!というのも、クレジットカードは直接公式サイトから申し込むと損をしてしまうケースがほとんどだからです。
クレジットカードの発行時には必ずポイントサイトを通すこと!
ポイントサイトというのは、商品やサービスを知って欲しい企業と、その商品やサービスに興味のある消費者とを広告を介して繋ぐマッチングサイトのことです。
仕組みは以下の図のとおりです。企業がポイントサイトに払った広告費の一部が、私たち個人に還元される仕組みとなっていて、私たち個人から見れば、商品やサービスを購入する際にポイントサイトを通すことで、広告費の一部をポイントとして貰える仕組みになっているのです。
この仕組みが優れているのは、お金の余計な持ち出しが一切なくポイントが貰える点にあります。
私もショッピング(楽天市場、Yahoo!ショッピング、LOHACOなど)をしたり、書籍(紙版)を買ったりする時は必ず、このポイントサイトを通しています。特に書籍は7%ポイント還元とかなりの高還元率なうえに、数日で自宅に本が届くハピタス堂書店のヘビーユーザーだったりします。知っている人だけが得をする仕組みがこのポイントサイトにはあるんですね。
ポイントサイトの特徴のひとつにクレジットカードを発行するだけで数千から1万以上もポイントが貰える点が挙げられます。
ポイントの価値は運営会社によって異なりますが、私が最近最もお世話になっているポイントサイト・ハピタスでは1ポイント1円の価値があるので、ポイントサイトを通す、ちょっとしたひと手間をかけるだけで、無事にクレジットカードが発行されれば数千から1万を超えるポイントが実際に貰えるのです!もちろん、そこに一切余計なお金の支払いはないのに、です。
しかも、このハピタスの場合、300ポイント以上は1ポイント1円単位で銀行振り込み経由でカンタンに現金化することが可能です。つまりポイントは事実上現金そのものでもあるんですね。
クレジットカードを発行する際にポイントサイトを通すだけで、数千円から1万円以上の現金が貰える一方で、ポイントサイトを通さずに公式サイトからクレジットカードを申し込むと、この数千〜1万を超えるポイントは一切貰えないのです。しかも、クレジットカードを発行する際に貰えるポイントは初めてそのカードを発行する時限定なので、一度発行してしまったクレジットカードに関しては一生諦める他ないのです。
そうした事実をあなたは知っていたでしょうか?
これはただ単に知っているか知らないかだけの違いでしかないのですが、それにしても全然違いますよね?
私が公式サイトからは申し込まないでください!と言った理由はここにあります。今の時代、情報に価値が宿り、価値からお金が生まれますので、この情報をぜひ活かしてお金に替えて頂けたらと思います。
このハピタスを上手く活用すれば、短期間でANAマイレージクラブの上級会員であるANAプレミアムメンバーになって優雅なサービスを受けられるようになったり、毎年2人でハワイへビジネスクラスで往復する、とか、毎年1人でニューヨークまでファーストクラスで往復することも十分に可能です。
私も現在、『SFC修行』という名の活動を始めていたりもしますしね。
そんな風にANAマイレージクラブへの登録をきっかけにして世界を広げていくためにも、ハピタスの活用は必須だと言えます。賢い消費者になっておトクにANAカードを発行するためにも、まずはハピタスに登録して大量ポイントをゲットするところからはじめてみてくださいね!
ANAマイレージクラブにログインしてみよう!
ANAマイレージクラブカード(無料:クレジット機能なし)もしくは、ANAカード(有料:クレジット機能あり)の発行が終わったら、カード記載の10ケタのお客さま番号と申込時に登録したANAマイレージクラブのパスワードを用意してこちらからログインしてみましょう。
すると以下のようなメニュー画面になりますので、まずはここでいろいろとチェックして楽しんでみてください♪
このなかでぜひ一度チェックしておきたいのが、メニュー左側の下部にあるANAの上級会員に提供される『プレミアムメンバーサービス』。これからどんな世界が待っているのかを今からイメージしながらANAマイレージクラブライフを楽しんでいって頂けたらと思います。
スマホアプリを活用しよう!
ANAマイレージクラブに登録して、ANAマイレージクラブカード(無料:クレジット機能なし)もしくは、ANAカード(有料:クレジット機能あり)を持っていると、チケットレスで飛行機に搭乗できる『スキップ』サービスが利用できるようになります。
それまでは行列に並んで有人カウンターへ行って、地上係員の人にチケットを発券してもらったり座席を指定して貰ったり、自分で自動チェックイン機を操作して発券や座席指定といったチェックインをする必要がありましたが、それが一切不要になるのです。
というのも、ANAマイレージクラブで事前にフライトを予約をしていれば、カードに埋め込まれているICチップに予約情報が入るので、カード自体が搭乗券になるからです。
空港の手続きはどうしても時間がかかるもの。でも、荷物を預ける必要がない(機内持ち込み)の場合には、チェックイン自体をまさに『スキップ』して、そのまま保安検査場に直行することができるようになるのです。これはめちゃめちゃ便利なのでぜひ試してみてください!
『スキップ』サービスのイメージは下図の通りで、専用の端末にカードをタッチするだけでOK!最初はちょっとドキドキするかもしれませんが一度経験するともうやみつき必至なので覚悟しておいてください(笑)
さらに、ANAマイレージクラブに登録が終わったらぜひともやっておきたいのが、スマホアプリのインストールです。2016年12月からはカードの変わりにANAマイレージクラブのアプリで『スキップ』サービスを利用できるようにもなっていますので。スマホ1台でそのまま飛行機に搭乗できるなんてちょっとスマートでカッコよくないですか?
アプリのあるライフスタイルのイメージはこちらの動画をどうぞ。