2月4日から、いよいよ2017年のSFC修行をスタートしました!今回は定番の沖縄・那覇(OKA)へ日帰りで行ってきましたのでレポートしたいと思います。
どうして那覇がOKAなの?
突然ですが、飛行機に乗るときに荷物を預けると、行き先地がアルファベット3文字で記載された白くて長いテープのようなタグを付けられますよね?
私はこれまで仕事やプライベートで頻繁に福岡と羽田を往復していたのですが、その時に『FUK(福岡)』と『HND(羽田)』の3文字のアルファベットを見ても特に違和感を感じたりすることはありませんでした。
「FUK・・・ああ、福岡のことだね」「HND・・・ああ、羽田のことだね」とカンタンに連想できたからです。
でも、今回はいきなりアタマに???が沸いてきたのです。だって、行き先は那覇なのに『OKA』と書いてあったからです。
「ん?OKAって岡山なわけないし、大阪はITMだし、沖縄のOKAってこと??」と。
で、ちょっと調べてみたところすぐに事情が分かりました。那覇ふさわしいはずの『NAH』には先客がいるってことが。
この3つのアルファベットは3レターコードと呼ばれ、およそ120か国、約265社の航空会社が加盟し、世界の定期運航のうち約83%が加盟している業界団体IATA(国際航空運送協会:International Air Transport Association)によって決められているそうです(wiki参照)
要するに世界中の空港を区別するために同じ3レターコードにならないように運用されているんですね。
そして、問題の『NAH』はと言えば、なんとインドネシアの北スラウェシ州のサンギヘ島はタフナ、というところにあるNaha空港に割り当てられていることが判明!そのNaha空港の場所がこちら。
那覇空港なのにOKA(OKINAWA)なのはこれが理由でした。それにしてもインドネシアの小さな島にNaha空港があるなんてちょっと面白くないですか?
さらに調べたところどうやらインドネシアの国内線しか飛んでないようですが、2016年2月に妻と2人で1週間ほど遊びに行った、フィリピンの黒魔術の島として有名な、海水の透明度が沖縄とは比較にならない程、群を抜いて綺麗なシキホール島にも近いですし、話のネタに一度行ってみたいかも、なんて思ったりして。
そのシキホール島はこちら。島に空港はないので私たちはネグロス島のドゥマゲッティから高速船で渡りました。
ちなみにシキホール島の海はこんな感じです。この景色は未だに私の脳裏に焼き付いています。
その時に訪れたシキホール島の期間限定営業のレストラン『U.Story』からのサンセットの瞬間がこちら。個人的には死ぬまでにぜひ一度は訪れて欲しいオススメの場所の一つです。
そんなこんなで、OKAとNAHだけでもあれこれと楽しみつつ、いよいよ初めてのANAラウンジ&プレミアクラス搭乗となりました。
福岡空港のANAラウンジ(南)を初体験
まずは福岡空港国内線のANAラウンジへ。2017年2月現在、福岡空港国内線ターミナルは2019年の完成に向けてリニューアル工事中の真っ最中。
私も1ヶ月に1度以上のペースで福岡空港を利用しているんですけど、行くたびに道が変わっていたり、あったはずのお店がなくなっていたり、何もなかったところに新しいお店が出来ていたりするので、そんなに広くはないのに、現在、最も迷子になりやすい空港のひとつかもしれません。
私はこれまでカードラウンジ『くつろぎのラウンジTime』をよく使っていました。
ところが工事がはじまってしばらくして、移転したことを知らずに元の場所に訪れた時、真っ暗な部屋しか見当たらなくて、ポカ〜ンとした経験があります(笑)
さらに移転先がよく分からなくて工事現場のようなターミナル内を彷徨ってしまい、思わず工事中のドアを開けて中に入ってしまったことが1度だけありました。
その時に「誰この人?」みたいな空港関係者のお姉さんの目がちょっと(いやかなり)痛かったです・・・ただの迷子だったのに(涙)
でも、今回は大丈夫!事前にしっかりと情報収集していったので、これまでの第2ターミナルの唯一の保安検査場(現在は保安検査場(南))の向かって左側にある専用保安検査場を利用しました。
職員の方が3名、利用者は私を含め2名と快適そのもの。2分ほどで無事に通過することができました。
ところで、メインの表示が『ANA LOUNGE』となっていることからも分かるように、検査を終えて出たらすぐ左手にANAラウンジ(南)の入り口があります。
福岡空港にはANAラウンジ北と南の2箇所が制限区域内にあって、事前情報によると北のほうが空いてることが多いそうなのですが、出てすぐにANAラウンジ(南)の入り口があったので思わずそちらに入ってしまいました・・・北は次回以降行ってみたいと思います。
ラウンジに足を踏み入れると、言葉にならないふわーっとしたなんとも言えないとてもいい香りがお出迎え。奥へ歩みを進めると、まだ2割ほどしか席は埋まっていない様子。
入り口近くには電源完備のワークスペース区画と個別のソファーチェア区画が配置されていました。
さらに奥へと歩みを進めるとちょっとムーティーな雰囲気のカップル区画も。私はこのムーディーな席の後の席を使わせて頂くことに。
席を確保した後は、早速、噂に聞いていた2種類の焼酎をチェック。
さらに噂に聞いていたキューサイの青汁もチェック。今回、那覇では仕事を入れていたので、アルコールではなくこのキューサイの青汁をチョイスすることに。
席に戻ったらANAラウンジ唯一の食べ物『すなっくみっくす おつまみ』を頂きつつ、フライトまでしばし休憩。
キューサイの青汁と言えば「うーん、マズい!もう一杯!!」のCMがあまりにも有名ですが、そんなにマズいんだろうか???と恐る恐る飲んでみたところ・・・意外にもスッキリとした飲み口で意外と美味しいんですよ、これが!
さらりとした飲み口で普通にガンガン飲めてホッと一息。青汁の原料ケールの味が時代と共に改良し続けられてきた歴史を垣間見た気がしました。
カードラウンジにはないANAラウンジのメリット
羽田空港などの大きな空港を除いて、一般的なカードラウンジは保安検査場の外側にあるので、どうしても保安検査場の混み具合を意識しつつ時間を気にしながらの利用になってしまいがちに。
でもANAラウンジは保安検査後の制限区域内にあるので搭乗時間ギリギリまでゆったりと過ごせるのが有り難いです。
さらに、私がこれまで利用していた一般のカードラウンジではFinal Callなどのアナウンスは一切ありませんでしたが、ANAラウンジの場合は「〇〇行き、〇〇便はまもなく優先搭乗を開始いたします♪」とアナウンスをしてくれるので、それを聞いてから移動してみたところ、一切立ち止まることなくスムーズに機内へと乗り込むことができました。
優先搭乗開始のアナウンスは一見地味ですが一度体験するとやみつきになりそうです。
プレミアムクラス(B767−300:76P)のサービス
今回搭乗した福岡10:00発のANA1205便の機材はB767−300(76P)でした。
私の座席は2−1−2の真ん中席の2列目『2D』。足を伸ばしても前の席に当たることが一切なく、シートもゆったりとして広くてとっても快適。
今回は日帰りなのでスーツケースではなくて、愛用しているショルダーバッグのレ・トワール・デュ・ソレイユを持参。写真のように前の席の下にすっぽりと収まってくれました。
コートは着席時にCA(キャビンアテンダント)さんが預かってくれて、最終の着陸態勢に入る前に席までそっと届けてくれます。
今回は真ん中の席なのでもちろん窓がなく景色は楽しめないのですが、1席なのでどちら側の通路に出るのも人を気にせずストレスフリーなのがイイ感じでした。
それではいよいよ個人的にとっても楽しみにしていた機内食関連のメニューを見ていきます。
こちらが縦長のメニューで全席のシートポケットに入ってます。早速メニューを開いてみます。
まず視線を釘付けにされたのがPremiumGOZENとSABOのお弁当たち。福岡発は稲垣なんですね〜。見てるだけで美味しそう♪
眺めているだけで、次はどこに行こうかな?と考え始めている自分に気づかされました(笑)
お酒(醸造酒)ラバーとして絶対に外せないのがワインと日本酒のチェック!
ということでまずは泡(スパークリング)から。聞くところによると、以前はシャンパーニュがサーブされていたようなのですが、コスト削減の影響なのか今はカヴァになっている模様。
個人的にはいつか機上でシャンパーニュを頂いてみたいものです。であれば、やっぱり国内線よりも国際線、ビジネスクラスよりもファーストクラスを利用すべきなのかも知れませんね。
泡の他にも白と赤がそれぞれ1銘柄ずつ。こちらはどちらもフランス産。ビンテージは南フランスの白が2015年、ボルドーが2012年。
かなり若いワインですが、お味のほうはどうなんでしょうか?今回は時間が足りなくて飲む機会がなかったので次回は必ずチャレンジしたいと思います!
そして、日本酒と焼酎もそれぞれ1銘柄ずつ。こちらも今回はタイミングが合わず。次回こそは・・・!!
他にも各種アルコールやソフトドリンクがこれでもかこれでもかと豊富に取り揃えられていました。最早、飛行機に居ることを忘れて、ホテルのラウンジにでもいるんじゃないかと錯覚してしまいそうな勢いです。
プレミアムクラスに搭乗してみて、ひとつ意外だったことがありました。
それが福岡〜那覇のような片道2時間程度のフライトだと、食事が終わるとすぐに「もう間もなく最終の着陸態勢に入ります^(^^)」とCAさんから声を掛けられることです。
これまで、家族旅行では4回ほど沖縄へ行っていて、そのいずれもそれなりに長く感じられたのですが、プレミアムクラスにいると食べたり飲んだりで忙しいからなのか時間が経つのがとても早く感じられるんですね。これはちょっとした発見でした。
それにしても目移りするくらい豊富なドリンクメニューなのにほとんど飲む暇がありません。それが最大の心残りだったんですけど、また乗りたい!と思って貰うためのANAの演出なのかも知れません。
こうしてまた1人、また1人と私のようにANAプレミアムクラスの魅力にはまっていく人が増えていくんでしょうね(笑)
今回、私は往路では紅茶のTWG Tea ロイヤルダージリンティーを、復路ではカヴァのコドーニュ・クラシコ・ブリュットとANA定番のコンソメスープを頂きました。
残りは次回以降のSFC修行の時のお楽しみにしたいと思っています♪
それでは、いよいよお待ちかね!今回の主役の機内食の登場です!!
テーブルを出して待っているとトレーに乗せられたプレミアムGOZENをCAさんが運んできてくれました。
蓋を開けてご対面!!
彩りもよくて美味しそう!というのが初見での感想。そして実際に食べてみて美味しさが胃に染み渡りました。。。
プレミアムGOZENのメニューも頂けます。今回は以下のような内容。
福岡発着なのでなんとなく予想はしていましたが、ケータリング会社はやはりロイヤル。
豊富に使われている食材の豊かな味を楽める一方で、400kcalに抑えてあるのがポイント高いですね。食べ過ぎは消化にエネルギーを取られてむしろ疲れるだけですしね。
最近の私は朝はフルーツメインにしているのでこのチョイスは有り難かったです!
プレミアムGOZENを美味しく頂いて一息ついていると、最終の着陸体制のアナウンスが。その後、無事に那覇空港へと着陸したのでした。
ゆいレールの改札の独自仕様に戸惑う・・・
到着後、那覇市内での仕事のためにゆいレール乗り場へと移動。道中、レンタカー待ちの人混みを発見。土曜日なのでかなり観光客が多い模様。
気温一桁の福岡から那覇に到着すると、那覇がいかに暖かいのを体感できます。曇り空でしたが、コートはもちろん、セーターも不要な気温21℃。暖かいのはホントにいいですね!(←寒いのがとにかく苦手な人なので)
那覇市内へ移動するためにゆいレールの那覇空港駅へ向かいます。すると日本最西端の駅の表示がお出迎えしてくれました。
ゆいレールはSuicaなどの本土のICカードとの互換性が一切ない独自仕様となっていました。そこで、切符を買って乗ることにしたのですがここで新たな問題が!
なんと改札に切符を通す穴がないのです!!
「あれっ??」とあたふたしていると、係の人が「ピッとタッチして!」と一言。
改札機をよーく見てみると、飛行機の搭乗口にあるような2次元バーコードを読み取るガラスの板のような装置が改札についていました。そこに切符をタッチして通る仕組みになっていたんですね〜。はじめて知りました(苦笑)
ゆいレールの改札が独自仕様だったので最初は戸惑いましたが、この切符、よく考えるとタッチ式で回収されないので領収証としてそのまま使えるんですよね!これはなかなかGoodです!
いよいよゆいレールに乗って牧志駅へと向かいます。車内は既に満員電車状態。
見渡したところ、地元の人よりも中国系の観光客の方が多い印象でした。ちょうど春節の時期なので家族で遊びに来ているのかもしれませんね。
那覇なのに中国語で溢れかえっている満員のモノレールに乗るという経験もなかなかに貴重です。
ゆいレールで20分ほど移動した後、牧志駅から国際通りを10分ほど歩いたところにある今回の仕事場、ハイアット リージェンシー 沖縄に到着。
早速、ハイアットリージェンシー沖縄のthe lounge(ザ・ラウンジ)へ向かってみると、土曜日の昼すぎなのになんと誰もいません。
一瞬、もしかして婚礼とかで貸し切りなのかも?と不安がよぎります・・・
が、スタッフの方に聞くと、ただ空いているだけだとのこと。ホッと胸をなで下ろしつつ、しばらくの間ラウンジを独り占めさせて頂くことに♪
それにしても週末なのに誰もいないなんて大丈夫なんでしょうか?(←余計なお世話)
お仕事前に頂いたランチはこちら。見た目完全にベーグルのクロワッサンサンド。食感もほぼベーグルのクロワッサンサンド。どのあたりがクロワッサンなのか?それを知るためには慎重な研究が必要な気がしました。でも、まずますの美味しさでしたよ。
その後、お仕事を含め、都合4時間ほどこちらのラウンジに滞在させて頂きました。
その間、ランチに無料でついていた珈琲を4杯も頂いてしまいました。ご馳走さまでした!
仕事を終えた後は、来た道を逆方向へと戻り、那覇空港のANAラウンジへ。
出発時刻の2時間ほど前に到着したのですが、土曜日なのにお仕事なのかスーツ姿の人が多く、福岡空港のANAラウンジよりもこじんまりとしたラウンジは既に7〜8割の席が埋まっている状態でした。
なので室内の写真はお預けにして、入り口付近に飾ってあったライフタイムマイラー向けのタグをパシャリ。
実は搭乗時に放映される安全に関するVTRに出てくる男性のスーツケース(鞄?)にこのタグがついているんですよね〜。知ってましたか?
とっても価値ある工芸品級のタグのようで、ヤフオクでは高値で取引されているとか。実際に手に入っても勿体なくて付けられないかも知れませんね。。。
プレミアムクラス(B737−800:738)のサービス
復路のANA1214便、那覇18:50発の機材はB737−800(738)でした。座席は2−2の2列の計8席で、今回の席は『1A』。
往路と同様にプレミアムクラスは満席で皆さん次々と食事を済ませていきます。私はと言えば、写真を撮るのに時間を取られ、往路と同様に出遅れます。
今回のプレミアムGOZENはこちら。
結局、プレミアムGOZENと一緒に泡(カヴァ)を頂くだけで「まもなく最終の着陸態勢に入ります」のアナウンスのお時間に。
もう少しゆっくりしたいのに・・・と後ろ髪を引かれつつ、あっという間に福岡空港へ到着。
福岡空港名物と言えばダイキンの温度計。20℃以上の那覇から戻ってくるとさすがに肌寒く感じますが、それでも11℃とそこまで寒くない福岡の夜。
夜遅くには雨が降る予報だったので、足早に家路を急ぎ、人生初のSFC修行を無事に終えたのでした。
プレミアムポイントの確認
翌日、ANAマイレージクラブアプリをチェックしてみると、プレミアムポイントがしっかり加算されていました。
今回は1,742PP(プレミアムポイント)ゲット、50,000PPに向けて約7%の達成率となりました。
ちなみに、この画面の左下に「take off」の文字と黒の飛行機のシルエットが描かれていますが、プレミアムポイントが更新されると、この飛行機のシルエットが右上に向かってスーッと動く演出を見ることができます。
芸が細かいので気づかない人もいるかも知れませんので念のためシェアしておきたいと思います♪
次回は2月9日(木)に再び日帰りで那覇へ。次回は那覇空港をじっくり探検してみたいと思います!
追伸
実は今回のANAプレミアムクラス搭乗にはお金を一切払ってません。一体どうやったらそんなことができるのか?に関しては以下の記事にまとめています。
https://fukuokatomotake.com/archives/742