ネットを使いこなせば人生は加速する
ネットを使うことで無駄なコストを削減できることに気づいたのは私が新卒で福岡市内の企業に就職してからすぐのことでした。
当時勤めていた会社の給与口座を地場大手地銀の福岡銀行から新生銀行に変えたことで
・他行への振込手数料が月5回まで無料(※当時。現在は月1〜10回が無料)
・コンビニ&ゆうちょATMでの出金手数料が無料
というメリットをゼロコストで手に入れることができたからです。
「ネットってなんて素晴らしいんだろう!!」
その時は身体が震えるほど心の底から感動したことを今でも鮮明に覚えています。
就職して働き始めた頃、忙しい日々の合間を縫って夜になんとか銀行のATMへ辿り着いても、営業時間外にATMを使うと”時間外手数料”という名の法外な手数料を払わないといけませんでした。
自分のお金を下ろしたいだけなのに、なんだかペナルティーを受けているような、小バカにされているような、とてもイヤ〜な気分になっていた私にとって、ネットの世界に出会いネットを使いこなせるようになっていくにつれ、自分の意志で人生のコントロールできる範囲が徐々に広がっていくことに言葉にならない快感を覚えたのです。
その後、私は個人で株式投資やFXの世界に入っていくのですが、その時もリアルな証券会社に足を運んだことは一度もなく、はじめて口座を開いた証券会社も日本の証券会社ですらありませんでした。
私がはじめて証券口座を開いたのは2003年のことで、米国本土にあるオンライン証券会社のAmeritrade証券(現TDAmeritrade証券)でした。
私はこの口座を通じてニューヨークに上場していた世界中の企業の株式をネット経由で取引していました。ネットを通じて世界と繋がっている手応えを感じてはひとりワクワクしていたのです。
そんな風にしてネットを通じて自分の意思でアクセスできる範囲を広げているうちに、ふとあることに気づいたのです。
それが、
ネットを上手に使いこなせるようになればなるほど自分の人生を自由にデザインできる範囲がどこまでも広がっていく
という事実だったのです。
銀行の支店すらもアプリのひとつになる時代
ネットの本質を理解すると面白いように、お金の流れを自らの意思で変えることができ、その結果、お金を流した先のフィードバックによって自分の人生を自らの手でコントロールできる範囲が広がっていきます。
私の周りを見ても、この事実に気づけている人は、気づいていない人に比べ圧倒的にお金にモテる傾向にあります。お金にモテる人は少ない時間とコストで同じ価値を手に入れることがとても上手なのです。
最近、私が経験した例で言えば、日本から香港へわずか500円の手数料で送金することに成功した格安海外送金サービスの体験が挙げられます。
既存の銀行を使った海外送金は手数料が高額なうえに内訳が不透明、さらに着金予定日や着金予定額すらも事前に分からないというなんとも残念なサービスでしたがほかに選択肢がなかったためしぶしぶ使わざるを得ませんでした。
ところが、2016年9月から日本でも正式に営業を開始したトランスファーワイズが、徹底的にユーザー視点に立って極めて納得感の高い格安海外送金サービスを実現してくれたことで、私のこれまでもモヤモヤ感は一気に吹き飛びました。
私のこの記事を通じてすでに24人もの方が、安くて早くてカンタンな格安海外送金に成功されていますが(2017年6月20日現在)一度使ってしまえばもう銀行の殿様サービスに戻れなくなるのも無理はありません。
ここでもネットを活用することで自分の人生においてコントロールできる範囲が着実に広がったことを肌で実感することができたのです。
ひと昔前はネット、今はAI(人工知能)やブロックチェーン、量子コンピュータといった新しいテクノロジーの進化によって、既存の産業を隔てていた壁が急速に溶けつつあることで、既存の枠組みに縛られた企業は異業種であっても競争せざるを得ない状況に追い込まれつつあります。
そうした時代の流れを見ていると、トランスファーワイズ(transferwise)のような金融とITが融合したFintec(フィンテック)企業が雨後の竹の子のように勃興しつつあるのも頷けるのです。
昔はハードだった固定電話やデジタルカメラ、ICレコーダーがいまやスマホアプリというひとつのソフトに集約されてしまったように、街角にある銀行の支店がスマホのアプリになったとしても私は全く驚きません。
銀行の預金、融資、送金といったサービスは社会の経済活動にとって必要不可欠ですが、その機能を銀行が担う必然性はブロックチェーンの進化よって今や確実に薄らいできているからです。
新生銀行の福岡支店に行くと、そこにあるのはセブン銀行のATMだけです。
このマイナス金利の環境で自行向けに独自にフルカスタマイズしたATMを持っていることそのものがむしろ足かせにしかならないという経営判断が透けて見えます。
この流れが加速していった先にあるのは、私はリアルな銀行支店そのもののアプリ化だと思っています。
自分自身を振り返ってみても、会社員をしていた頃も含め、銀行の支店や駅の構内で銀行のATMを利用して現金を下ろした記憶は10年以上遡らないとないくらいです。
福岡のような地方都市でもセブンやローソン、ファミマなどのコンビニのATMで必要十分ですし、100円以上のものは基本的にクレジットカードで決済するので、そもそも現金を持ち歩く必要性も感じません。
そういう意味でも、信用を数値化してそれを紙切れや金属に付加させてポータブル化しただけのお金と、情報流通インフラとしてのネットは元々非常に相性がよく、今後、ブロックチェーンの進化とともにリアルな銀行支店がInstagramやTwitter、Facebookの横に並んだアプリのひとつになるシナリオも決して夢物語ではないと個人的には思うのです。
お金の経由先を選ぶ人だけがお金にモテる時代
ネットの本質は、人と人、人と企業とをダイレクトに繋げられること、にあります。
ネットは何ら価値を生み出そうとしない不必要な仲介者をどんどん省いていくことで、限りなく社会の効率性を高めていくDNAを生まれながらにして内在しているテクノロジーだと言えます。
その意味と利用価値をよく理解している人ほど、経済的な面でその恩恵をフルに享受できるようにライフスタイルを再構築しはじめています。
最近、社会に広く受け入れられはじめているなあと感じるのが、ネットを通じてお金を使う際には、不必要な手数料を払うことを避けると同時に、お金の流し先(経由先)を常に意識して厳選する習慣です。
具体的に言えば、
・クレジットカード
・航空会社のマイレージプログラム
・ポイントサイト&ポイントモール
の3つの視点から、お金の経由先を厳選する習慣なんですね。
例えば、私がいつもお世話になっているジョンマスター特約店の美容室に行く時は
・電話で予約をする
・現金で支払う
なんてことは間違っても絶対にしません!
なぜなら、それは自らお金を捨てているのに等しい行為であり、こうしたネット以前の古い習慣を続けていると、お金が循環する流れを自ら弱くしてしまい自分で自分をお金にモテない体質にしてしまうからです。
こういう時は私は必ず
(1)ホットペッパービューティー経由でオンライン予約して
(2)支払いは必ずクレジットカードを使います
そうすることで、
(1)からはローソンなどで使えるPontaを貰い
(2)からはクレジットカードのポイント
を貰えるからです。
Pontaはコンビニでの買い物の時に現金の代わりに使ったり、クレジットカードのポイントは必要に応じてANAやユナイテッド航空のマイルに交換して国内外の航空券に替えたりしています。
他にも、私は本をよく読むのですが、マンガも小説もビジネス書も、基本的にはAmazonのKindle版しか買いません。
ところが未だに紙版しか売っていない本も少なくないので、しぶしぶ紙版の本を買うときは本屋さんでは決して買わずに、常に7%ポイント還元(電子版なら10%)になるポイントサイトのハピタスが運営しているオンライン書店のハピタス堂書店を経由して本を買っているのです。
もちろん、クレジットカード決済で買うのでクレジットカードの2%のポイントも貰えます。これだけで私はいつも実質9%割引で本を買うことができるのです。
こんな風にお金を流す先を意識して厳選するだけで、お金の流れはみるみるうちに目に見えるかたちで変わり始めます。
特にクレジットカードと航空券の世界ではそれが顕著で、私がメインで使っているクレジットカード、ダイナースのポイントモールを経由して海外のホテルを予約すると、宿泊料金の7〜10%程度がクレジットカードのポイントとして戻ってくるのが普通だったりします。
昨年11月末に父親と2人で行った香港旅行で宿泊したコンラッド香港のホテル代約6万円もクレジットカードで決済したことで約6000ポイントをゲットしています。
一般に1マイルは少なくとも2円以上の価値があると言われますので、クレジットカードのポイントモールを経由して海外のホテル代金を支払うというひと手間をかけることで、少なくとも、6000円×2=12,000円が実質的に戻ってくることになるのです。
でも、何も考えずに電話予約して現金で支払ってしまうと、こうしたことは絶対に起きないのです。
しかも、ただ単にクレジットカードを使うだけではダメで、クレジットカードのポイントモールを経由するという一手間をきちんと意識して、流すべきルートでお金を流した時にしかこのようなおトクなことは起こりません。
私がメインで使っているクレジットカードのポイントはANAマイルと等価交換なので、6000ポイントはそのまま6000マイルになりローシーズンであれば福岡から東京(羽田)まで無料で行けてしまいます。※レギュラーシーズンは7500マイル
でも私のクレジットカードは米ユナイテッド航空のマイレージにも交換することができるので、ANAと同じスターアライアンスに加盟しているユナイテッド航空のマイルに交換することで、6000ポイントよりもさらに少ない5000ポイントでANA便で福岡から羽田まで行けてしまうのです。
もっと言えば、ユナイテッド航空のマイルでANA便を予約すれば、福岡⇒伊丹⇒羽田と国内線を乗り継いでも12時間以内の乗り継ぎであれば、福岡⇒羽田の5000マイルでOKなのです!
こうした「知っている人だけが得をする」世界はネットの普及とともに今や確実に広がりつつあります。
この違いを意識して習慣化できているかどうかがお金にモテる人とそうでない人を分けているのです。
”無知はコスト”から『無知は大損』の時代へ
ネットがインフラ化した時代には絶対に知っておかないと大損することがあります。
それは、お金の循環効率は、お金の経由先、つまりどこに自分のお金を流すのか?でかなりの部分が決まってしまうという事実なのです。
まさに”無知はコスト”の言葉どおりだと言えます。
「クレジットカードやマイルの存在はなんとなく知っていたけれど、でも、今はまだ海外旅行に頻繁に行くなんてことできないし・・・」
「クレジットカードやポイントサイトのことは聞いたことがあって、一度はやってみたんですけど、でも、なかなかポイントが貯まらなかったり、使いづらかったりして、結局、貯めるの辞めちゃって・・・」
そんな声をよく耳にします。
確かに私も時間もお金も自由にならない会社員の頃はそんな風に感じていました。
でも、
・クレジットカード
・航空会社のマイレージプログラム
・ポイントサイト
のことをいろいろと学びながら会社員の頃から使っていくうちに、最初からいきなり「毎年ハワイに行くためにマイルを貯めよう!」みたいな大きな目標を掲げるのではなくて、まず最初は
お金の経由先をどこにするのか?(どこにお金を流すのか?)
を意識する練習として、”現金は厳禁”の教えを厳守しつつ常にクレジットカードで決済することを習慣にして、小さなおトク体感を繰り返し経験するところからはじめたほうが身につきやすいことに気づいたのです。
よく言われるように、何事もスモールステップからはじめて、小さな成功体験を積み上げていったほうが圧倒的に挫折しにくいものです。
ポイントはTポイント、楽天スーパーポイント、Pontaなど種類も多く仕組みやルールも複雑で、さらに特定のお店でしか使えなかったりと、まだまだ初心者には使いづらいことも多いのが現実です。
そこで、私はいつもポイント&マイルの初心者の方にいつもこうお伝えすることにしているのです。
「とりあえず最初は難しいことは考えずに、ひとつのポイントサイトだけを使いながら現金化する練習をしてみませんか?」と。
ポイントは今や現金と同じですから、ポイントを捨てるのは現金を捨てているのと同じことになります。とは言え、たくさんのポイントを管理しようとすると途中で挫折してしまいそう・・・。
そんなポイント初心者の場合は、まずは、お金の経由先(どこにお金を流すのか?)を意識する練習として、ひとつのポイントサイトを集中的に使いながらポイントを貯め、それを現金化する習慣を身につけたほうが臨場感を感じられて長続きしやすい傾向にあるのです。
そうすることで「お金の流し先を変えるだけで本当にお金が貰えるんだ!」「ポイントって現金そのものなんだ!」といった現実をアタマではなくて身体で感じることができるようになります。
結果として、もっとポイント上手になろう!というモチベーションも沸いてきてますますポイント上手になる好循環の流れに上手く乗っていくことができるようになるのです。
私の場合はかなり慣れてきているので、今では複数のポイントサイト(モール)を用途に応じて使い分けているんですけど、はじめての場合や過去に挫折してしまったことがある場合は、1ポイント=1円とわかりやすく、サイトデザインも比較的スッキリしていて、ポイント付与ルールがシンプルで使いやすいハピタスをオススメしています。
このハピタスに登録すると私が実質9%引きで本を買っているオンライン書店が利用できるようになりますので本好きの方には特にオススメですよ!
他にも楽天やYahoo!をはじめとした有名どころのネットショップはほとんど揃っていますし、まだクレジットカードをお持ちでない場合には、このポイントサイトを通してクレジットカードを発行するだけでも、数千から1万を超えるようなポイント(つまり数千円から1万円超)を手に入れることも可能です。
ポイントも300ポイント以上貯まると1ポイント1円の現金として、ゆうちょや各銀行口座へ振込手数料無料で現金化することができます。
ここまで来れば、もうあとはこの習慣を続けていくだけでOK。このことを知らない人や知識としては知っていてもまだ実践できていない人との差を確実に広げることができるのです。
とにかく、今のネット時代において特に重要なことは、何か買い物をする予定があるのであれば何の考えもなしにリアルで買おうとしないことです。そして決して現金で買わないこと。これに尽きます。
ショッピングをするのであれば、まずは、ネットで買えないか?を考えます。そのうえでポイントサイトを経由してクレジットカード決済できるお店を探すのです。これが基本中の基本です。
こんな風にお金の経由先、流し先を厳選する習慣が身についてしまえば、最終的にはお金を一銭もかけなくてもポイントを貯めることができるようになって、それを現金化することができたり、ポイントをマイルに替えることで、毎年ビジネスクラスでハワイやファーストクラスでニューヨークに無料で行くことができたり、今私が実際にやっているように完全無料でANAのプレミアムクラスに乗って上空1万メートルで軽食食べ放題&アルコール飲み放題を満喫しながら楽しく”修行”をするなんてこともできるようになるのですから。
これまでの時代は「無知はコスト」でした。でも、今の時代は完全に「無知は大損」の時代に本格的に突入しています。
ですので、もしあなたがお金の現状を少しでも改善したいと感じているのであれば
・クレジットカードを使う(現金は厳禁!)
・ポイントサイトを活用する(オススメはハピタス)
という習慣を身につけるために今日から行動をはじめて頂けたらと思います。
慣れるととっても楽しいですよ!!