お金の判断で”外側”を先にすると人生が迷走する理由

「電卓を叩いて正しい答えを出したはずなのに、なぜか心が躍らない」。そんな経験を、味わったことはありませんか?期待利回りは高いはずの投資、費用対効果はバッチリのはずの買い物、みんなが良いと言っているサービス。数字も他人の評価も揃っているのに、心が喜んでいない。この違和感の正体は、とてもシンプルなのです。

お金の判断において、何を先に置いて、何を後に置くか。ただ、その「順序」がずれているだけ。お金モテ®の世界では、この順序を『あり方ファースト、やり方セカンド』と呼んでいて、その姉妹概念として『感性ファースト、理性セカンド』も提唱しています。両者はまったく別モノではありません。生き方の骨太な原型が『あり方ファースト、やり方セカンド』であり、それを日々のお金の判断に落とし込んだ実践版が『感性ファースト、理性セカンド』。そう捉えて頂けたらOKです。

言い換えるなら、「内側(あり方・感性・体温)を先に置いて、外側(やり方・理性・数字・他人の評価)を後に置く」。この順序こそが、お金モテの法則に他なりません。順序を逆にすると、なぜ人生が迷宮入りしていくのか?そして、どうすればその順序を調えていけるのか?この記事は、お金モテ®の世界の解説書として、その原理原則をお伝えするための一本となっています。

自分自身、独立して10年以上お仕事を続けてくるなかで、この「順序」の重要性を骨身に染みて学んできました。会社員時代からトレードをやっていた頃、日本の金融マーケットを全く信用していなかった私は、海外の証券会社だけを使って最大レバレッジ400倍のFXに身を投じていたのです。300万円の口座を元手にして、単利運用で最大12億円ものお金を動かしていた計算になります。数字にしてみると、なかなかに怖い話ですね。

結果、2度の退場、資金がゼロになる経験を経て、3度目の正直で月利30%程度、およそ3ヶ月で資金が倍になるベースで稼げるようになりました。ですが、稼げるようになったあとに待っていたのは、「ただお金だけが増えていく現実」への強烈な虚しさでした。

稼いだお金を何に使うのか?何のため、誰のためにFXをやっているのか?大事な答えを持たないままにお金だけを手にしてしまった結果、当時の自分は、進むべき道を完全に見失ってしまったのです。多少は稼げていたにも関わらず、FXを辞めるという選択に至ったのは、この経験があったからに他なりません。

後から気づいたのですが、順序が逆だったのです。「やり方(トレード手法)」を必死に磨いたけれど、「あり方(何のために、どうありたいか)」が完全に置き去りでした。この順序の逆転こそが、お人生を迷宮入りさせてしまう最大の原因なのです。理由は、外側にあるやり方をどれだけ磨いても、それを動かす内側の土台としてあり方が崩れていれば、その人生を長期的に維持することは極めて困難だからです。

順序が全てを決める

あり方ファースト、やり方セカンド〜生き方の原型としての順序

まずは原型となる『あり方ファースト、やり方セカンド』から眺めていきましょう。あり方とは、自分の内側の状態。「どうありたいか」「何のためにやるのか」「誰のためにやるのか」といった、心の土台のこと。やり方とは、外側の手法。ノウハウ、テクニック、具体的な手順のことです。

この順序は、トレードのような数字が全ての世界においても、まったく同じなのです。以前に、久しぶりにトレードを再開してみたことがありました。結果、有り難いことに、およそ23%ほど資金が増えていました。銀行に預けておくだけではまず届かない水準です。+23%。もう感謝しかありません。

とはいえ、私は今、経済的にはある程度満たされているほうなので、トレードで稼ぎ続けなければならない理由は特にありません。それでもなぜ、わざわざトレードを再開してみたのか?

それは、自分自身の『あり方』が崩れてしまえば、自分の元に集まってくれている皆さんに悪影響を及ぼす可能性があるということを、深く自覚するようになったからです。金融市場(マーケット)というのは、本当に面白い側面を持っていて、自分でコントロールできる範囲が極めて少ない、なかなか特殊な世界です。

マーケットで人ができることは、いつエントリーするのか、いつ手仕舞うのか、どのくらいの量を張るのかといった資金管理。その程度しかありません。だからこそ、マーケットは自分の心身のバランス状態をチェックするのに最適な場なのです。あり方が崩れれば、あっという間に数字に跳ね返ってくるからです。逆に、あり方が調っていれば、やり方は自然と機能してくれて、中長期的には資金が増える可能性がある世界でもあります。

この順序を分かりやすくお伝えするために、よく使っているのが『ご飯』の比喩です。「自分のやりたいことが見つからない」「好きなことが分からない」「彼氏(彼女)が出来ない」。こうした相談を頂くたびに、感じることがあります。それは、多くの場合、単にアウトプットが足りていないだけなのです。

行動しないままで、「自分のことを分かって」と言われても、こちらとしては「ご飯を食べていないのでお腹が空きました…」と言われているようなもの。「じゃあ、ご飯を食べたら?」としかお答えのしようがありません。

ですが、驚くべきことに、「いや、ご飯は食べたくないのです!食べなくてもお腹が空かないやり方が欲しいのです!」というような返事が返ってくることが少なくないのです。そんな無茶な話はないのに、ご本人はまったく自覚がない。

これがまさに、「やり方ファースト、あり方無視」の状態だと言えます。ご飯を食べる(=あり方を調える/行動する)ことを飛ばして、食べずに満たされる夢のようなやり方を探し続けている姿だと言えるでしょう。

アフィリエイト、物販、せどり、FX、株式投資、仮想通貨、不動産投資。分かりやすい「お金」という結果だけを求めて、あれこれ転々とする方が後を絶ちません。ですが、結果が出ないのはそのやり方が悪いからではないのです。お金が全力で逃げ出してしまうような選択パターン、いわば「必敗法」を繰り返している、今のそのお金にモテない『あり方』のほうに原因があるのですから。だから何をやっても、ほとんどのケースで結果が出ない。順序が逆なのです。

ここで、もうひとつ大切なお話をしておきたいと思います。それは、「分かったつもり」の落とし穴について。「頭では分かっているんです。」今のお仕事を続けてきて、確実に1,000回以上は聞いてきたセリフです。そしてその後に続くのは、いつも「でも」「だけど」といった逆説の接続詞ばかり。こう言う方で、人生が上手くいっている方は皆無でした。

2020年のコロナ禍以降、食事法をがらりと変えたことがあります。結果として、体重が約7キロ減り、起床時の疲れが消え、ランチ後の眠気がなくなり、やる気と継続力が体感で激変しました。エネルギーレベルが次元ごと上がった感覚。これはもう、自分でもビックリするレベルでした。そしてこの経験が教えてくれたのは、これまでの自分がいかに頭だけで「分かってたつもり」だったかということだったのです

ここで、極めて重要な原理原則が見えてきます。それは、「あり方はみんな一緒。でも、やり方はひとりひとり違う」ということ。自分の食事法(あり方)は、①多すぎるものは減らす、②少なすぎるものは足す、③新しすぎるものは極力入れない。とてもシンプルです。けでも、具体的に何を食べて何を食べないほうがいいのかは、その方の体質によってまったく違うもの。

ここを取り違えると、他の方の「やり方」をそのまま真似して迷走する方が後を絶ちません。お金も食事も、結局は『あり方ファースト、やり方セカンド』。あり方(順序・原則)を先に据えて、やり方(個別具体の手順)は自分に合ったものを探していく。この順序を守ってはじめて、知識や情報、手法が生きてくるのです。

感性ファースト、理性セカンド〜お金の判断編としての順序

次に、この原理原則を日々のお金の判断に落とし込んだ実践版、『感性ファースト、理性セカンド』を眺めていきましょう。判断の一番手は、電卓ではなく、体温です。「これを選ぶと、自分の体温(エネルギー)が上がるかどうか?」を最初に確かめて、そのYesに理性の裏取りをかけていく。そんな順序です。

ここでの体温とは、エネルギーの比喩です。要は「その選択に、自分の生きたエネルギー感が乗るかどうか?」を、内側のセンサーで確かめる作業だと言えます。感性ファーストは「理性を捨てる」ということではありません。感性で方向を決めて、理性で数字を守る。両輪をきちんと回すからこそ、後悔の少ないお金の使い方ができるようになっていくのです。

過去に私が投資でおよそ1,000万円を溶かしてしまったのは、まさに理性ファーストの罠に嵌まっていたから。期待利回りの数字ばかりを見て、体温がまったく上がっていない選択を繰り返していたのです。数字は嘘をつかなかったはずなのに、結果として大切なお金は、あっという間に溶けて消えていきました。あの経験から学んだのは、「体温が上がらない選択は、たとえ数字が正しくても続かない」というシンプルな法則でした。

では、この順序はどこで崩れるのでしょうか。私がこれまで見てきたなかで言えば、崩れ方は大きく3つに分かれます。①【冷静電卓型】=体温を確かめる前に、電卓(数字)が先に立ってしまう。②【衝動ジェットコースター型】=体温のYesだけで突っ走って、理性の裏取りを飛ばしてしまう。③【他人モノサシ型】=自分の体温ではなく、他人の評価や流行で決めてしまう。

そして、ぜひ目指したいのが、この3つのどれでもない④【感性ファースト理性セカンド型】。体温のYesに理性の裏取りをかける、という順序そのものを持った状態です。

大切なのは、どれが良いとか悪いとか、今の自分を裁くための分類ではないということ。多くの方はどれか一つの型に固定されているわけではなく、場面によってタイプを行き来しているのが実際のところです。買い物のときは①【冷静電卓型】、投資判断のときは②【衝動ジェットコースター型】、周りとの飲み会では③【他人モノサシ型】という具合に、揺れながら生きているのが人間です。ですので、まずは自分がどのシーンでどこへ偏りがちなのかを、地図として眺めてみるのがオススメです。

④【感性ファースト理性セカンド型】の順序が身についてくると、お金の4つの窓(A自己投資/B自己満足/C事故投資/D必要経費)の使い分けが自然と上手になっていきます。特に効いてくるのが、「D必要経費 → B自己満足へシフト」の実践。同じ食事を摂るのでも、栄養補給の必要経費として済ませるのか、『心地よい時間を味わう自己満足』として味わうのか。金額は同じでも、体温の上がり方はまったく違ってくるでしょう。

あわせて、「支払わざるを得ない」と思い込んでいるだけの、使っていないサブスクや惰性の固定費を見直していくと、そこで浮いたぶんを体温の上がるBへと流すことができます。Dの見直しが、そのままBの原資になっていくのです。

①【冷静電卓型】に寄っている方は、電卓の「手前」に「この使い方は自分の体温が上がる感じがするか?」という問いを一つ挟むだけで、お金の巡り方の景色が違ってくるでしょう。②【衝動ジェットコースター型】に寄っている方は、体温チェックの直後に理性の裏取りを軽くかける習慣を持つだけで、あとで失敗した,,,と後悔することが少なくなるでしょう。③【他人モノサシ型】に寄っている方は、「これは自分の声?それとも他人の声?」と、買う前にひと呼吸置いて問いかけてみましょう。答えが出なくても構いません。問いを立てるだけで、使っていなかった感性のセンサーが少しずつ感度を取り戻してくれますので。

あなたの判断は、あり方が先?それとも、やり方が先?

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順序を4つのステップに開く〜『満たし、調え、与えて、受け取る』

「内側を先に、外側を後に」という順序を、ここからは、もう少し具体的な手順でお伝えします。お金モテ®でお伝えしているのは、以下の4つのステップです。

1.満たす → 2.調える → 3.与える → 4.受け取る

私はこれを『満たし、調え、与えて、受け取る』と表現しています。口ずさめるくらいシンプルですが、この並び順が、お金モテを目指すうえでの海図と羅針盤になってくれます。「今、自分はどこにいるのか」「ここから何をすればいいのか」を、この4つが教えてくれるからです。

1.満たす〜自分で自分を満たすことが全てのスタート

最初は「満たす」。自分で自分のゴキゲンをとれるようになることです。基本中の基本がここに置かれている理由は、エネルギーの視点で見るとすぐに分かります。

体力や気力に余裕がないとき、いつものルーティンをこなすことさえしんどい。そんな状態で、新しいことを始めたり、誰かのために何かをしてあげたりすることは、まずできません。「やりたい」「あの人にこうしてあげたい」という気持ちがあっても、エネルギーが不足していたらそもそも動けないのです。

2.調える〜ガソリンタンクの穴をふさぐ

次が「調える」。満タンにしたエネルギーを、余計なことで漏らさないようにする段階です。自動車で言えば、ガソリンタンクに空いた穴を、ひとつずつ丁寧にふさいでいくイメージです。

どれだけ満たしを頑張っても、穴が空いたままではガソリンが漏れ続けるだけです。ここで「整」ではなく「調」という字を使っているのも、そのためです。整理整頓の話ではなく、自分がエネルギー的に調和したバランスのいい状態でいるためのステップになります。

3.与える〜ここから相手が登場する

3つ目が「与える」。前半の2つが自分と向き合うステージだとすれば、ここから先は他者が関わるステージに変わります。人と関わるなかエネルギーを注いでいくことで、信頼や評判といった、目に見えず数値化されない非言語の温かいお金(=『信頼残高』)が積み上がっていきます。

ただし、満たし調っていない状態で無理に与えようとすると、結果的に相手から奪ってしまうことになりがちです。だから必ずこのステップは1・2の後なのです。

4.受け取る〜100%自分で決められる最後のステップ

最後が「受け取る」。積み上がった信頼残高を、目に見えるお金へ換えていく段階です。

ここでつまずく方が、実はとても多いところでもあります。「申し訳なくて」「勿体なくて」「自分には受け取る資格がない」「罪悪感を感じる」。差し出されたものを受け取れない理由は、だいたいこの4つに集約されます。そしてこの4つには共通点があります。すべて「自分がどう感じるか」に意識が向いていて、相手のことが視界からすっぽりと抜け落ちているのです。

与える人と受け取る人がそろってはじめてエネルギーは流れます。受け取りを拒否することは、相手が生み出そうとしている循環を止めてしまうことにもなります。相手に受け取ってもらえるかどうかは自分では決められませんが、差し出されたものを受け取るかどうかは、100%自分で決められる。ここが最後のキモなのです。

満たす・調える・与える・受け取る
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4ステップ

なぜ「順序」が全てを決めるのか〜お金は人そのもの

ここまで『あり方ファースト、やり方セカンド』と『感性ファースト、理性セカンド』の2つの概念、そしてそれらを手順にした『満たし、調え、与えて、受け取る』の4ステップを眺めてきました。どちらにも共通しているのは、「内側を先に置き、外側を後に置く」という順序の思想です。ではなぜ、この順序がお金と人生を決めていくのでしょうか?

ひとことで言えば、お金は人そのものだから、です。お金は必ず誰かの手を経てはじめて自分のところへやって来ます。そして人は、その方の『あり方』、内側から滲み出るエネルギーの状態を、思っている以上に鋭くキャッチしています。あり方が調っていない方に、大切なお金を託したいと思う方は少ないもの。逆に、あり方が調っている方の元には、人を通じてお金はもちろん、ご縁も、チャンスも自然と巡ってくるもの。これが、お金モテ®の状態に他なりません。

あり方は、その方の視座を決めます。視座が変われば、見える景色が変わり、選ぶ選択肢が変わり、結果として動くお金の質と量が変化していく。同じモノを見ても、あり方の違う二人には、まったく別の景色が見えているものなのです。この視座の違いを飛ばして「やり方」だけを真似しようとしても、上手くいかないのは当然のことなのです。

お金モテ®の世界で大切にしている『エネルギーの視点』を通じてものごとを眺める習慣が身につくと、今まで「なぜそうなるのか?」が分からなかった、たくさんのことが分かるようになっていきます。特にいいのが、微細な変化をキャッチできるようになることで、事前に大きな変化が来ることが分かり、それに備えられるようになる点です。2015年の夏に私が会社員を辞める決断ができたのも、この微細な変化をキャッチできたからこそだったりします。

ちなみに、大きな変化の前触れは、理屈や思考ではなく、いつだって「におい」でやってきます。「あの人ってなんだかにおうよね」「うさんくさいなあ」。違和感を表現する言葉が嗅覚にまつわるものになっているのは、偶然ではないように思うのです。この土台(あり方)があってこそ、様々な知識(やり方)が生きてくる。結局、どこまでいっても『あり方ファースト、やり方セカンド』なのです。

もうひとつ、順序を語るうえで外せないのが「決める力」です。未来がどうなるのかは、誰にも分かりません。ただ、今まで積み上げてきたものや過去からの流れを一旦全て手放して、「自分はどうありたいのか?」と問い直すこと。そうして、まっさらな白いキャンバスのうえに、カラフルな絵の具で自由に絵を描くように、出てきた答えとしての理想の人生を描いていく。すると、どうすればそんな人生が実現できるのか?といったやり方なんて分からなくても大丈夫なことが多いのです。自分にできるかどうかさえも、考える必要はありません。ただ、本当はもっとどうしたいのか?を正直に答えること。そうすれば、そのために必要な情報は自然とやってくるのですから。

「やり方は何でもいい。」この言葉の意味が腑に落ちていないうちは、嫌なことを我慢して、辛くても必死にお金を稼ぎ続けるしかないもの。ですが、この言葉の意味がストンと腑に落ちたら、好きなことをしているだけで自然とお金がやってくる、お金モテな状態になれるのです。例え収入額が同じでも、充実感と幸福感はまったくの別次元へ。

「分からないから決められない」というのは、じつは誤解です。実際には全くの逆で、「決めないから分からないだけ」だったりします。決めないからこそ悩む。決めないから動けない。決めないから現実が変わらない。決めないから時間とお金がなくなる。だから、決めない方ほどお金にも人にもモテなくなっていきます。「あり方」を決める、というのは、この「決める力」を発揮することそのものに他なりません。

「お金と仲良くなる方法」を探している方へ〜やり方よりも先に、順序を見る

「お金と仲良くなる方法」を調べると、コツが3つ、言葉が5つ、ワークが7つ、といった具合に、やり方がたくさん並んでいます。どれも悪いものではありません。ただ、試しても続かなかったご経験があるとしたら、理由は順序のほうにあります。

仲良くなろうとしている時点で、お金は「自分の外にいる相手」になっています。機嫌をうかがう相手、追いかける相手、逃げられたら困る相手。この位置関係のままコツを足そうとしても、関係は変わらないのです。せいぜい相手のご機嫌取りが上手になるだけですから。

でも順序を入れ替えると、見え方が変わります。先に自分の『あり方』を調える。すると、お金は追いかける相手ではなく、自分の状態がそのまま映る鏡になります。鏡と仲良くなろうとする人はいません。鏡に映る自分を調えるだけです。

だからこの記事では、方法を足すことよりも、順番を先に置いています。このあとお伝えする1日3分のワークも、やり方そのものを増やすためではなく、どちらを先にするかを身体で覚えていただくためのものです。同じやり方でも、順序が変われば結果は自ずと変わっていくことになります。

今日から順序を調える〜1日3分間ワークと「あり方を決める」力

ここまで、順序の思想と、なぜ順序が大切なのかを眺めてきました。とはいえ、頭で分かっているだけでは、順序は身体に入りません。前述の通り、「分かったつもり」ほど恐ろしい落とし穴はありませんので。ここからは、今日から順序を調えていくための具体的な実践法をお伝えしていきます。

まずは、日々のお金の判断で使える1日3分間ワーク。ポイントは、必ず『体温チェック→期待値チェック』の順で回すこと。この順序を逆にすると、たちまち理性ファーストに戻ってしまいますので、順序だけは常に意識してみてください。

ステップ1|今日の「体温が上がった出費」を1つ思い出す(1分)。金額の大小にかかわらず、体温がじわっと上がった出費を1つだけ思い出してみましょう。コンビニの好きな飲み物、少し高めのランチ、通勤ルートを変えて楽しんだ帰り道の一杯、なんでも構いません。

ステップ2|体温チェック(1分)。その出費に対して「本当に体温が上がった感じがしたか?」を、丁寧に確かめてみましょう。外の煽りで一瞬盛り上がっただけの”フェイクワクワク”ではなく、腹の底からじわっと来る『満ちた感じ』があったかどうか。ここがポイントです。

ステップ3|期待値チェック(1分)。最後に、その出費が今の自分の『土台』を揺るがさない範囲だったか、数字で軽く裏取りしていきましょう。電卓を叩くのは、ここがはじめてです。

これを1週間続けるだけで、自分がどのタイプに寄っているのか、どこで順序が入れ替わりやすいのかが、ハッキリと見えてくるはずです。

①【冷静電卓型】に寄っている方はステップ2で気づきが多く、②【衝動ジェットコースター型】に寄っている方はステップ3で補正が効き、③【他人モノサシ型】に寄っている方はステップ1でつまずくかもしれません。けれど、それに気づけたこと自体が大きな一歩。焦らず、小さな1つを見つけることからはじめていくといいでしょう。

もうひとつ、日々のワークと並行して大切にしたいのが、「あり方を決める」力。1日3分のワークが「感性ファースト、理性セカンド」の実践だとすれば、「あり方を決める」ことは「あり方ファースト、やり方セカンド」の芯を打ち込む作業に他なりません。

自分はどうありたいのか?何のためにお金を稼ぐのか?誰のために、何をしていきたいのか?この問いに、自分なりの答えを持っておくことです。稼げるようになる「前」に、この答えを持っておくことが、極めて重要なのです。

過去に私がFXで小銭を稼げるようになったにもかかわらず、進むべき道を見失ってしまったのは、まさにこの答えを持たないままお金だけを手にしてしまったからでした。大事な答えを持たないまま結果だけが出てしまうと、人は簡単に道を見失ってしまうもの。だからこそ、順序が大切なのです。

「決める」というのは、必ずしも完璧な答えを出すことではありません。今の時点での「暫定の答え」で十分です。60点もあれば御の字でしょう。そして、決めた瞬間から、視座が変わり、見える景色が変わり、動ける自分が立ち上がっていきます。まずは決めてみましょう。決めたあとなら、やり方はいくらでも修正できるのですから。

まとめ〜お金は、あなたのあり方を映す鏡

お金モテ®の世界には、2つの姉妹概念があります。生き方の原型としての『あり方ファースト、やり方セカンド』と、日々のお金の判断編としての『感性ファースト、理性セカンド』。どちらも中心にあるものは同じで、「内側(あり方・感性・体温)を先に、外側(やり方・理性・数字・他人の評価)を後に置く」という順序の思想に他なりません。

電卓だけでも、ワクワクだけでも、他人のオススメだけでも、不十分です。あり方という土台を先に据えて、そのうえに自分に合ったやり方を乗せていく。体温という生きたものさしを先に持ち、その選択を数字で裏取りしていく。

そして、その歩みを具体的な手順に開いたものが、『満たし、調え、与えて、受け取る』の4ステップでした。自分を満たし、漏れにフタをして調えたうえで、人に与えて『信頼残高』を積み、差し出されたものを素直に受け取る。この循環が回りはじめてこそ、目に見える『冷たいお金』と目に見えない『温かいお金』が「お金の裏表」として調っていくようになるのです。

今日あなたが手にしたレシートの一枚一枚には、あなたが今どの順序でお金と向き合っているかが、そのまま刻まれています。数字が先だったのか、体温が先だったのか、それとも誰かのモノサシが先だったのか。その順序を一度、確かめてみてほしいのです。順序を調えた瞬間から、お金との関係性は少しずつ、心地よい方向へと変わりはじめていきますので。

ぜひ今日から、お財布から出ていくお金のひとつひとつを、『感性ファースト、理性セカンド』の順序で選び直してみてください。そしてお時間のあるときに、「自分はどうありたいのか?」という『あり方ファースト、やり方セカンド』の芯にある問いにも、答えを出してみてほしいなと思います。最初の一週間は、1日3分のワークと1つの決意だけで十分ですので。

最後に、自分は今、どのタイプに偏っているのか、もう少し詳しく知りたい方に向けて、お金モテ®冒険者タイプ診断をご用意していますので、ご興味がある場合にはまずは気軽に試してみてください。あなたのお金との関係性が、順序を通じて調っていくことを、心から祈っています。

あなたのお金の判断は、『あり方』が先?それとも「やり方」が先?

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ともたけ@お金モテ®の人
お金モテ®︎の人|お金にモテるって、面白い。|東大→JR九州→MBA→(株)with my style代表|株とFXで1000万円溶かす→お金との向き合い方を変えて再起→メルマガ売上8桁→被災地へ仲間と211万円寄付|法人10期目|オンラインサロン10年運営|競馬・ホテルステイ・読書・クレカ・マイル・BTC好き|オーストラリア馬主
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