「稼げない自分に、価値なんてあるんだろうか」「これだけやっているのにお金にならないということは、自分がダメだからじゃないか」——そんな声が、心の中から聞こえてくることはありませんか?

先に結論をお伝えします。「稼げない自分は価値がない」は、思い込みです。あなたの価値と、あなたの収入額は、そもそも別のもの。稼げていないのは、あなたに価値がないからではなく、その価値が必要としている人に、まだ届いていないだけだからです。

私は16年以上勤めた会社を2015年夏に辞めて独立し、ありがたいことに初年度から年商1,000万円を超え、以来10年以上、お金モテ®のお仕事を続けられています。とはいえ、その前には「自分には何の価値もないのでは」と思っていた時期がありました。この記事では、その経験と、たくさんの方をサポートしてきた立場から、なぜ稼ぎと自分の価値がイコールになりがちなのか、そしてその思い込みをどのように手放していけばいいのかを、やさしくお話ししていきます。

「お金にならない」が「自分はダメだ」にすり替わる——3つのからくり

そもそも、収入と自分の価値は別のものです。それなのに、なぜこの2つはこれほど簡単にくっついてしまうのでしょうか?理由は、だいたい次の3つに絞れます。

  • 1. ものさしが1本しかない……お金は、ある意味、最も分かりやすいものさしです。金額という数字ではっきり出て、他人とも比べられて、増減も一目瞭然。だからこそ、いつの間にか自分を測るものさしがこの1本だけになってしまいがちに。ものさしが1本しかないと思い込めば「自分には価値がない」という結論しか出てこないのは、ある意味で当たり前のことだと言えるでしょう。
  • 2. 比べる相手を、間違えている……SNSを開けば、上手くいっている人たちの報告がずらりと並んでいます。でも、そこに出ているのは他人の結果で、あなたが見ているのはご自身の途中経過です。他人の完成品と、自分の途中経過を見比べれば、誰だって自分のほうが劣って見えるもの。しかも人は、上手くいかなかったことは、わざわざ書きません。
  • 3. 時間差を、失敗だと読み違えている……あなたの価値がお金という形に翻訳されるまでには、どうしても時間がかかります。基本的にお金は人を通じてやってくる以上、信頼が貯まるのを待つ時間が必要だからです。ところが焦っていると、この時間差を「自分には価値がなかった証拠」だと取り違えてしまうのです。

このうち、1と2は気づけばすぐにでも変えていくことができます。一方で、多くの方が苦しんでいるのは、実は3の『時間差』のほうなのです。今はまだ、結果が出るまで待つべき時期なのに、もう結果が出てもいい頃だと勘違いして、自分にダメ出しという名の判決を自ら下してしまっている。そんな方が少なくないのです。

価値と収入は、そもそも別のもの——あなたは「まだ届いていない」だけ

もしも今、あなたの中に「稼げない自分には価値がない」という声があるのなら、まずはっきりとお伝えしておきたいことがあります。あなたの価値と、あなたの収入額は、全く別のものです。

ちょっとだけ考えてみてください。今月の収入が1円もなかったとして、その1か月のあなたは、本当に価値のない人だったのでしょうか?家族に向けた優しさも、誰かの相談に乗った時間も、この記事を読んで学ぼうとしている今も、全て価値です。ただ、それがまだお金という形に翻訳されていないだけなのです。

収入とは、あなたの価値が、必要としている人に届いているかどうか。その翻訳と流通の結果にすぎません。どんなに良い品物でも、お店の奥の棚に忘れられていれば、そもそも売れようがありませんよね。でもそのとき、私たちは「この品物には価値がない」とは言わないはずです。「置き場所を間違っていたね」と考えるのではないでしょうか?

だから、収入がゼロの時期にあるのは、あなたに「価値がない」のではなくて、必要な人に「価値が、まだ届いていない」だけなのです。この2つは、似ているようで全く違うのです。

そして、ここがやっかいなところなのですが、「稼げない自分には価値がない」という思い込みを抱えたままだと、その焦りが言葉や振る舞いに、そのままにじみ出てしまいます。自分の価値を証明したくて言葉が大きくなったり、認めてもらいたくて売り込みが早まったり。でも、自己価値を収入で埋めようとすればするほど、お金は遠ざかっていくだけなのです。

ですので、順番はこちらです。まずは、稼げていない今の自分を、そのままご自身で受け容れてあげましょう。「今はまだ、必要としている人に届いていないだけだ」と口にしてみてください。すると、不思議と言葉から力みが抜けて、目の前の人にじっくりと向き合えるようになりますので。自己受容が先、稼ぎは後。これも、大切な『あり方』のひとつだと言えるでしょう。

稼げない期間があっても、あなたの価値は減らない

もうひとつ、気持ちを落ち着かせてくれる事実があります。それは、稼げていない期間に、あなたが失っているものはほとんどないということです。

かつてビジネスといえば、オフィスや店舗を構え、人を雇い、時には借金をして、といった大がかりな準備が必要でした。その場合、売上が立たない期間は毎月きっちりと赤字が積み上がっていきますから、焦って当然です。でも、今のあなたはどうでしょうか?

私のオフィスも自宅の一室ですし、独立当初から維持費らしい維持費はほとんどかかっていません。パソコンとスマホ、通信費と時間くらいのもので、挑戦そのものは続けられる時代なのです。

つまり、稼げていない時期に減っているのは数字の上の収入だけで、あなたが積んできた経験も、人との縁も、学びも、何ひとつ減ってはいません。むしろ増えている可能性のほうが高いでしょう。減っていないものを「減った」と思い込んでしまうから、自分には価値がないという結論になってしまうのです。

ただし、ここでひとつだけ大事な条件があります。生活費は、挑戦とは別のところで確保しておくことです。会社員のお給料でも、パートやアルバイトでも、貯えでも構いません。生活の土台が守られているからこそ「まだお金にならない」を平気で待てますし、逆に来月の生活費を挑戦の成果に賭けてしまうと、その不安がそのまま「稼げない自分=ダメな自分」という自己否定に変わってしまいますので注意が必要です。

私が独立前に、会社員を続けながら、夜と週末の時間を情報発信活動にあてることができたのも、まさにこの土台があったからこそ。失っているのは、せいぜい夜と週末の数時間。それなら、時間差には十分耐えられます。焦らずにいられた理由は、最低限の生活を確保しておいたからこそなのです。

証明しようとするほど、遠ざかっていく——自己否定が生む悪循環

とはいえ、「自分には価値がない」という思い込みが強いと、次第に行動をゆがめていきます。よく見られるのは、次のような状態です。

  • 価値を証明したくて、実力よりも大きな言葉を使ってしまう
  • 認められたい気持ちが先に立って、売り込みや自己アピールが早まる
  • フォロワー数や売上といった、目に見える数字ばかりを追いかける
  • 「すごいと思われるか?」を基準に、やることを決めてしまう
  • 逆に、自信のなさから安売りしたり、そもそも人前に出るのをやめてしまう

どれも、気持ちはとてもよく分かります。ただ、長年多くの方をサポートしてきて感じるのは、これらは自己否定が表に出た”症状”であって、その奥にはそうなってしまう根本原因が隠れている可能性が高いということ。それが「お金ファースト、人セカンド」という順番の入れ替わりが起きているということなのです。

「価値がないと思われたくないから、まずは稼げるようになろう」

この言葉を聞いて、あなたはどう感じますか?「そんなの当たり前じゃないの?」でしょうか?それとも「うーん、そうなんだけど何か違うような……」でしょうか?

じつはこの言葉、間違ってはいないのですが、正しくもありません。というのも『人』の要素が欠けているからです。自分の価値を証明することに気を取られるあまり、目の前にいる人の存在が視界から消えてしまっている。すると相手には「この人、私のことを見てないな」と伝わり、信頼は貯まらず、結果としてお金も動かなくなってしまいます。そして「やっぱり自分には価値がないんだ」と、思い込みがさらに強化されていく。これが、抜け出しにくい悪循環です。

力づくで証明しようとすればするほど、お金が遠ざかる。であれば、どこから何を変えていけばいいのでしょうか?そのための視点を、お話ししていきます。

視点①『人ファースト、お金セカンド』——お金は人を介してしかやって来ない

1つ目にして、最も大切な視点がこれです。

お金を払ってくれるのは、いつだって人です。お金は、人を介してしかやって来ません。

人は価値を感じたときにはじめて、お金を払ってでもそれを手に入れたいと思うもの。当たり前のことのようですが、「早くお金にならないと」と焦っているとき、この当たり前がスッポリ抜け落ちてしまいやすくなります。

そして、ここに焦りのやっかいなところがあります。焦れば焦るほどお金ファーストに傾き、お金ファーストに傾くほど反応が落ちるという悪循環です。目の前の人は、驚くほど敏感にこの変化を感じ取ります。「この人、私に教えてくれているんじゃなくて、売ろうとしているな」と伝わってしまえば、距離を置かれてしまうのは避けられないでしょう。私の言葉で言うところの”お金にモテない”状況ですね。

逆に、目の前の人に丁寧に向き合い、喜ばれ感謝されることを積み重ねていくと、数字には見えない『信頼残高』が少しずつ貯まっていきます。この『信頼』から生まれるお金を、お金モテ®では『温かいお金』と呼んでいます(銀行口座残高のような、数字に見える『信用』から生まれるお金=『冷たいお金』と対になる考え方です)。そして、この温かいお金こそが、長く続くビジネスの土台になってくれるのです。

『人ファースト、お金セカンド』。これは、焦るとつい逆さになってしまう私たちの心のバランスを保つための、いわばお守りのような言葉です。もしも「最近の自分は、数字ばかりを見ていたなあ……」と気づいたとしても、落ち込む必要はありません。気づきは、流れを変えるための大切な一歩。むしろこのタイミングで気づけてよかった!くらいに思えばいいのですから。

発信がお金にならないのは才能や努力の不足ではなく、お金は発信そのものではなく「発信を通じて貯まった信頼」に支払われるため、必ず時間差が生じているだけである。

私も「自分には価値がない」と思っていました——月数万円までの1年間

偉そうにお話ししていますが、私にも、自分の価値がまったく見えなかった時期があります。

会社員時代、私が自分の活動に使えたのは帰宅後の夜22時以降の時間と週末くらいのものでした。その少ない時間を使って、ブログやメルマガを書き、そこで出会った方とオンラインでひたすらお話をする、という日々を続けていました。ちょうど2013年頃のことです。

夜、家族が眠ったあとにパソコンに向かい、来る日も来る日も文章を書く日々。今日の1本がいつ実を結ぶのかは、書いている本人にも分かりませんでした。「こんなことをして、何の意味があるんだろう」そう思った夜も、正直あります。

その後、転機が訪れます。オンラインでいろいろな方のご相談に無料で乗っているうちに、あるとき「ちゃんとお金を支払うので、継続的にご相談に乗ってもらえませんか?」と言われたのです。

おそらく、その方のなかで私に対する信頼が積み上がっていたのでしょう。これをきっかけにマンツーマンでのご相談を有料化し、月数万円ほどの収入がようやく得られるようになりました。2014年の年明けから春頃にかけてのことで、活動をスタートしてから約1年ほど経った頃でした。

大事なのはここです。その1年の間、私の価値がゼロだったわけではありません。金額に翻訳されていなかっただけで、信頼として価値はちゃんと積み上がっていたのです。

そこからさらに力を注いでいくと、夏を過ぎた頃にはコンスタントに月収10万円を超えるようになり、少しずつ人脈も育って、お金の人として知ってもらえる機会が増えていきました。

秋から年末にかけては安定して月収30万円〜50万円程度をいただけるようになり、年明けの2015年1月には、初めて月収200万円を突破したのです。

特に面白かったのは、一度売上がぐんと上がったら、多少の波はあれど意外に落ちにくかったこと。そこで手応えを得たことで、満を持して2015年の夏に独立することになったのです。

最初の月数万円までにおよそ1年ほど。そして、そこから独立までさらに1年ほど。以来10年以上、ありがたいことに、今もお仕事を続けることができています。

この流れを眺めていると、はっきりと分かることがあります。私の価値は、2014年の春に突然生まれたわけではないということなのです。変わったのは、価値の届き方のほう。ですから、もしも、あなたが今「自分には価値がない」と感じているとしても、その時間は、決して何の意味もない無駄な時間ではありません。目には見えないけれど、着実に信頼が積まれている時間帯ですので、どうかコツコツと続けていって欲しいなと願っています。

視点②『理念ファースト、メリットセカンド』——「何人に届いたか」よりも「誰に届いたか」

2つ目は、自分の価値を誰に届けるのか、という視点です。

理念とは、その人が大切にしている価値観や考え方の枠組みのことです。何かを届けるときは、この理念が多くの部分で重なる人に届くことを優先したほうがいいのです。

というのも、焦りは真っ先に『数』へと向かいがちだからです。フォロワー数、再生数、いいねの数。もちろん金額も。数字は毎日目に入ってくるうえに、増減がはっきり分かるので、つい心の拠りどころにしてしまいがちです。そして数字を基準に行動を選びはじめた途端、その姿勢から、あなたの理念が少しずつ抜け落ちていくのです。

でも、あなたにお金を払ってくれるのは、数字ではなく、あなたに興味を持ち、理念に共感してくれた人です。打算だけで繋がった関係が「金の切れ目が縁の切れ目」になりやすいのと同じで、理念を共有できない相手にいくら届いても、そこから継続的なビジネスは生まれにくいもの。私が営業目的の名刺交換会や異業種交流会には一切参加してこなかった理由もここにあります。

何人に届いたのか?よりも、誰に届いたのか?お金にならない時期ほど、ここにフォーカスすることが大切です。たったひとりから届いた「いつも読んでます!」という言葉のほうが、数字よりもずっと確かな手応えなのですから。

自分の価値は、自分では見つけられない——他者との交流で浮かび上がる

「自分に、どんな価値があるのか分からなくて」これは、本当によくいただくご相談です。そして、この問いに自分ひとりで答えを出そうとすると、たいてい「やっぱり自分には何もない」という結論にたどり着いてしまいやすくなります。

なぜなら、他人から見て価値のあるものは、自分にとっては”できて当たり前”のことばかりだからです。息をするようにできてしまうことに、人は値打ちを感じません。苦労せずにできるので、努力した記憶もない。だから自分の視界から無意識に消してしまうのです。自分の価値が見えないのは、価値がないからではなく、近すぎて見えないからなのです。

では、どうすれば見つかるのでしょうか?答えはシンプルで、いろいろな人と交流すること。もうこれにつきます。誰かの話を聞き、自分の考えを伝え、できる範囲でお役に立ってみる。そうしているうちに、相手のほうが先に自分の価値を見つけてくれます。「え、そんなことでいいの?」と自分がもっとも驚くようなところに、あなたの価値は隠れているものなのですから。

私自身がそうでした。無料でご相談に乗っていた相手のほうから「お金を支払うので継続してほしい」と言われるまで、自分のしていることに値段が付くなんて、考えてもいませんでした。私にとっては、ただ話を聞いて一緒に考えているだけだったのですから。

ですので、価値を「探す」のではなく、「発見される場所」に身を置くと考えてみてください。ネット上であれば、パソコンとスマホ、通信費と時間くらいのもので、その場所に立つことができます。続けるコストが軽いほど、時間差にも長く耐えられますので。

自分の価値は、部屋の中でひとり考えていてもまず出てきません。人と関わったときにはじめて、自然と浮かび上がってくるものなのです。

「稼げない自分には価値がない」を手放す3つの手順

では、この思い込みを具体的にどうやってゆるめていけばいいのでしょうか?順番に沿って、3つお伝えします。

手順1:ものさしを増やす

思い込みの正体は、多くの場合「ものさしが1本しかない」ことでした。ならば、増やせばいいのです。

収入というものさしのほかに、たとえば『信頼』のものさし——今月、誰かにお礼を言われた回数。『積み上げ』のものさし——今月、続けられたこと。『健康』のものさし——元気に不自由なくやりたいことができたこと。どれも数字にはなりにくいものですが、だからこそ他人と比べずに済みます。

ものさしが何本かあれば、1つのものさしが動かない月があっても、「今月はダメだった」ではなく「今月はこの1本が動かなかっただけ」と言えるようになります。自己否定は、判断材料が1つしかないときに起こるのです。

手順2:感情を、事実に言い換える

「自分には価値がない」というのは、事実ではなく感想です。まずは、これを事実の言葉に翻訳し直しましょう。

「価値がない」→「今月の収入は◯円だった。まだ、必要としている人に届いていない

この言い換えの何がいいかというと、事実にすると次の一手が出てくることです。「価値がない」で止まると、できることは落ち込むことだけ。でも「届いていない」なら、届け方を工夫すればいい、という話になります。同じ状況なのに、体感がまったく変わってくるのです。

思い込みは、否定して消そうとするよりも、事実に言い換えてあげるほうがゆるみやすくなります。「そんなことない、私には価値がある!」と無理に打ち消そうとすると、かえって反発が起きますので、個人的にはあまりオススメしません。

手順3:受け取る側から、与える側に立つ

「価値がない」という声が強いとき、私たちの意識は、評価を受け取る側に固定されています。認められるかどうか、選ばれるかどうか。ずっと採点される側に立っていれば、苦しいのは当然です。

そこで、意識的に与える側に立ってみましょう。とても小さなことで構いません。誰かの話をちゃんと聞く。「あなたのこういうところ、素敵ですね」と伝えてみる。知っていることを、ひとつだけ教えてあげる。

与える側に立った瞬間、自分の価値を証明する必要がなくなります。すでに手元にあるものを渡しているのですから。そしてこれは、手順1で増やした『信頼』のものさしの目盛りを、確実に動かしてくれる行動でもあるのです。

ものさしを増やし、事実に言い換え、与える側に立つ。この3つは、どれも今日からできて、お金も1円もかかりませんので、ぜひ試してみてください。

家族や周りの「それ、お金になるの?」が刺さるとき

思い込みを自分でゆるめられても、外から刺さってくるひと言があります。「それって、本当にお金になるの?」家族やパートナー、同僚から言われるこの言葉です。

これがなぜあれほど刺さるのかというと、こちらが心の中でもっとも気にしていることを、そのまま言い当てられるからです。しかも言った側にはたいてい悪気がなく、心配してくれているだけだったりします。だから怒ることもできず、行き場のない気持ちだけが残ってしまいやすいのです。

ここで知っておいていただきたいのは、何かをはじめようとする人の足を引っ張るのは、多くの場合、家族や同僚といったリアルで繋がりの深い人たちだということです。いわゆる”ドリームキラー”ですね。これは意地悪だからではありません。近しい人ほどあなたに変わって欲しくないものですし、そして何より、あなたの途中経過を、もっとも近くで見ているからです。他人の結果と自分の途中を比べて苦しくなるのと、まったく同じ構造が、ここでも起きているわけですね。

ですので、距離の取り方はこうです。まずは、説得しないこと。結果が出ていない段階で理解してもらおうとすると、こちらの言葉はどうしても大きくなり、相手の心配はさらに強まります。次に、途中経過をいちいち報告しないこと。心配している人に途中を見せれば、心配が返ってくるのは当たり前ですので。そして、理念の合う人間関係を、別のところに育てておくこと。ネット上であれば、価値観の重なる人と繋がることができます。

家族に反対されるのは、あなたに価値がないからではありません。ただ、相手が見ている場所が違うだけなのです。

「自分には価値がない」と感じる日に、やってはいけない3つのこと

自己否定の感情そのものは、悪いものではありません。真剣だからこそ湧いてくるものです。ただ、その状態で動くと、せっかく貯まりかけた信頼残高を自分で減らしてしまうことがあります。

  • 1. 大きな決断をする……やめる、方向転換する、全部作り直す。どれも、自信がない日に決めてはいけないことです。同じことを、調子のいい日にもう一度考えてみてください。おそらく、まったく違う答えが出てきますので。
  • 2. 他人の成果を、見に行く……落ち込んでいる日ほど、なぜか成功している人のページを見に行ってしまうものです。でもそれは、自分の途中経過と他人の結果を並べる作業でしかありません。傷口を自分で広げるだけですので、その日はすぐに閉じてしまいましょう。
  • 3. 自分の価値を、その場で証明しようとする……急に売り込んだり、実力以上に大きなことを言ってしまったりと、焦った日の言葉は、たいてい相手不在になります。証明は、必要ありません。淡々と、目の前のひとりに向き合うだけで十分です。

そして、この3つと並べてもうひとつ。「自分には価値がない」と感じているときに特に危ないのは、「これで一気に稼げるようになる」と謳う高額な塾やコンサル、情報商材の売り込みかもしれません。これらは、焦っている人に向けて設計されたものが少なくありません。「今だけ」「あと1名」と急かされて、その日のうちに決めさせようとしてくる。

でも、自己否定の状態で契約してしまうと、学びのための自己投資が、不安を一時的に埋めるための“事故投資”に変わってしまいやすくなります。目安はシンプルで、急かされている・比べる時間をもらえない・生活費を崩さないと払えない。ひとつでも当てはまるなら、その日は絶対に決めないようにしましょう。冷静になって、別の日に同じ話をもう一度聞いて、それでも良いと思えたなら、そこで申し込めばいいのですから。

自分には価値がないという気持ちを、お金で埋めようとしないこと。これが、とても大切な防波堤になってくれます。

「価値がない」という声が出た日の、3つの小さな行動

最後に、「価値がない」という声が聞こえた日に、今日からできることを3つお伝えします。

  • 1. 今日できたことを1つ書く……主役はこれです。「誰かにお礼を言われた」「続けられた」など、どんなに小さなことでも構いません。手帳の隅にでも、声に出すだけでも大丈夫です。価値があると自分に言い聞かせるのではなく、実際にあった事実を1つ書き出す。それだけで、思い込みはゆるみやすくなります。1日1回、これで十分です。
  • 2. 「順番」をセルフチェックする……今日の自分は「お金ファースト、人セカンド」になっていなかったか?と、一日の終わりに問いかけてみましょう。気づくだけで、明日の言葉は自然と変わりはじめますので。
  • 3. 感想を伝える……「この人の考え方、好きだなあ」と感じる人がいたら、その気持ちを素直に伝えてみましょう。受け取る側から与える側に立つと、不思議と自己否定が弱まるもの。それがきっかけで理念で繋がる関係の、最初のひとりになってくれるかもしれません。

どれも、お金は1円もかかりません。でも、この小さな積み重ねこそが、将来、時間差で大きな実りへとつながっていくのです。

おわりに——価値がないのではなく、まだ届いていないだけ

自分の価値というのは、一発で証明して終わりの勝負ではなく、信頼が貯まるまでじっくりと育てていくものです。だからこそ、テクニックよりも前に、いつでも戻ってこられる順序を持っておくことが、何よりのお守りになります。

『人ファースト、お金セカンド』

『理念ファースト、メリットセカンド』

2つのセカンド、お金・メリットも、もちろん大切です。ただ、焦りに押されてそちら側だけにフォーカスしてしまったとき、あなたの価値はお金から一気に遠ざかってしまいます。

あなたのところにやって来るお金には、あなたが人とどう向き合っているのか、その『あり方』が、鏡のように映り込みます。稼げていない今の時間は、いわばその鏡を磨いている時間だと言えるでしょう。

ですので、もしもまた「自分には価値がない」という声が聞こえたら、数字ではなく、目の前のたったひとりをみるようにしてください。そして何より、稼げていない今のあなたに、価値がないなんてことは決してありません。まだ、届いていないだけなのですから。

あなたの持っているものが、まだ見ぬ人を喜ばせ、幸せにすることで、感謝とともにお金を受け取れるようになっていきますように。心から応援しています。

ABOUT ME
アバター画像
ともたけ@お金モテ®の人
お金モテ®︎の人|お金にモテるって、面白い。|東大→JR九州→MBA→(株)with my style代表|株とFXで1000万円溶かす→お金との向き合い方を変えて再起→メルマガ売上8桁→被災地へ仲間と211万円寄付|法人10期目|オンラインサロン10年運営|競馬・ホテルステイ・読書・クレカ・マイル・BTC好き|オーストラリア馬主
【無料1分】お金モテ冒険者タイプ診断

\ 最後まで読んでくれたあなたへ /

あなたは、どのタイプ?

どうすればもっとお金と上手くつきあえるのか?
「次の一歩」が1分で分かります。
タイプ別『レベルアップの書』を無料プレゼント中。

▶ 無料で診断を受ける