お金のあり方

続・競馬で61万円一点勝負したあの日

お金は稼ぐものじゃなくモテるもの。

お金モテstyleのともたけです。

今回は前回の記事の続きになります。

前回の記事はこちら

競馬で61万円一点勝負したあの日お金は稼ぐものじゃなくモテるもの。 お金モテstyleのともたけです。 人生には人生の節目で 大きな勝負をしないと いけ...

人生には人生の節目で
大きな勝負をしないと
いけない時があります。

成功確率がどれだけあるのか?

それがわからなくても目の前の現実に
オールイン(全賭け)する。

なぜ、それをするのか?

たとえその問いに上手く答えられなくても

「自分の探しているものはあちら側にしかない」

と根拠なく確信できる時が人生には何度か訪れます。

当然ですが、怖いし不安です。

「やってみたいけど
失敗したらどうしよう・・・。」

そのフレーズが何度も何度も
頭のなかでリフレインします。

それでも、恐れや不安に負けず

「今は間違いなく、自分の感覚を信じて
オールインすべきタイミングなんだ。」

と信じることができるかどうか?

人生にたった数度しか訪れない
ここぞというタイミングを逃さす
キャッチできるかどうか?

不安でも怖くても勇気を出して
飛び込むことができるかどうか?

自分の感覚を信じることができるかどうか?

人生の節目が訪れたときの
不安や恐れとの向き合い方がそのまま

豊かさ、自由度、幸福度、健康さ

といった人生の質に直結するのです。

 

半年間で必死に貯めに貯めた
軍資金の61万円とともに
私は東京競馬場へと足を運びました。

そうして1着になりそうな馬に
全額を賭けようと、おもむろに
予想をはじめたのです。

ところが、思いもよらない
出来事に直面することに。

簡単で自信があったはずの予想が
どうにも出来なくなってしまったのです。

「おそらく、この馬で間違いないはず。」

「いや、でもちょっと待って!」

「いきなり賭けて万一外れたら
半年間の苦労が一瞬で水の泡だよ。」

「もう少し慎重に予想したほうがいいんじゃないの?」

「でも勝負は1回きりなんだから
男らしくどーんと賭けないと!」

「それは分かってるけど
もう少し様子をみてからじゃないと
今はちょっと無理…!」

そんな風に、頭のなかの自分と
心のなかの自分とが言い合いを
はじめてしまったのです。

いつもの調子でスムーズに予想を終えて
サクッと賭けてしまうつもりだった私。

そのシナリオは完全に崩れてしまい
プレッシャーという名の心の濁流のなかに
飲み込まれてしまったのです。

それでも、なんとか頭を振り絞って
いくつかのレースを予想してはみたものの
結局、賭けることはできないまま。

颯爽と走るサラブレッドたちの姿をじっと見守る
興奮した観客と実況中継の声だけが
むなしく耳に響くだけ。

蓋をあけてみると予想した
いくつかのレースは当たって
いくつかのレースは外していました。

「うわー、もしあのレースに賭けてたら
〇〇〇万円にもなってたのか!?これはヤバい!!」

「いやでも、もしこっちのレースに
賭けてたら全額失ってたのか。
ひええ・・・メッチャ怖い。。。」

半年も苦労して貯めた大金を
一瞬で失うかもしれないという

これまで一度も感じたことのなかった
プレッシャーに押しつぶされてしまった私は

結局、その日は賭けることができず
すごすごと自宅に戻るだけで精一杯だったのです。

「でも、決めたからにはやるしかない!」

「やり抜かないとますます自分がダメになる気がする。」

「大丈夫!きっと見つかるよ。
このプレッシャーを乗り越えられるタイミングが。」

そんな風に自分で自分を励ましながら
自宅に戻った私は再び必死に情報を集め

徹底的に予想しなおしたうえで
日を改めて再び競馬場へと足を運んだのでした。

それでも、なかなか
賭けることができませんでした。

頭では分かっていてもどうしても
身体が言うことをきかない。

よし、このレースだ!と思っても
どうにも手足が動かないのです。

もし外れたら一瞬で61万円を失う。

その恐怖の大きさ。

しかもたったの1〜2分程度で。

61万円を貯めるのに半年もかかったのに。

一方で、もし当たればわずか1〜2分程度で
お金がドカン!と増えるとも言える。

「やるの?それともやらないの?
ぐずぐずしないでハッキリしなよ!」

「やらないならとっとと家に帰れ!」

「どうせまた逃げるんでしょ。
ほんと、ダサイヤツ。。。」

そんな風にうるさくせっつく頭の声に
業を煮やしていた私に、ようやく
決断できるタイミングが訪れます。

これなら外しても悔いはない!

と思える馬が走るレースに巡りあったのです。

決めたらすぐに動けるとはまさにこのこと。

まずはマークシートに「単勝・7番・61万円」と記入。

つづいて自動販売機のような
馬券購入機に歩いていって

先に61万円を全額突っ込んで
続けてマークシートを挿入します。

するとパタパタパタとお札を数える
乾いた音がした後に

カタっと音を立てて1枚の馬券が
機械から飛び出してきました。

これで、もう引き返すことはできません。

自分でも明らかに血圧が上がって
全身が緊張しはじめたのが分かりました。

心臓の音が周りの人にも
聞こえてるんじゃないか?
と思うくらい身体全体から響き渡ります。

どっくん。

どっくん。。

どっくん。。。

唇も喉も乾き切って
水が飲みたかったものの
大事なレースを見逃すわけにはいきません。

少しの間の我慢だと自分に言い聞かせた私は
馬券をポケットに大事に大事にしまい込んで
ゴール前のレース観戦会場へと向かったのです。

いよいよレースの時間がやってきました。

スターターが旗を振って
ファンファーレが鳴り響きます。

サラブレッドたちが次々と
ゲートに吸い込まれていく姿が
大画面に映し出されます。

直後にバン!という音と共にゲートが開き
いよいよレースがはじまりました!

全馬いいスタートを切っています。

私が賭けた馬も順調に
馬群の先頭付近を走り始めました。

小雨が舞う東京競馬場でのレース。

淡々としたペースでレースは進み
向こう正面の直線を左方向へと進んでいきます。

そして直線が終わり
3コーナーを周りはじめ

3・4コーナー中間地点にある
東京競馬場名物おおけやきの
向こう側を各馬が過ぎていきます。

そうして最後の4コーナーをまわり
いよいよ最後の直線に差し掛かりました。

さあ、あと残り500m。

泣いても笑っても
ここで全てが決まります。

「神さま!!お願い!!!」

そう心の中で叫んだ直後のことでした。

突然、私の身体に異変が起きたのです。

ズッキーーーーーン!!

と、刺すような激しい痛みが
腰に走ったかと思いきや

その直後、必死に馬を追っていた目が
全く見えなくなってしまったのです!

「いったーーーあああああああいいい!!!!」

激痛に顔を歪めながら叫んだ私は
その場にしゃがみ込んでしまいます。

唯一正常に動いている耳からは

「差せーーーー!!!

「そのままーーー!!!」

「きたーーーーーー!!!」

という歓喜にも悲鳴にも懇願にも似た
観衆の叫び声が響き渡るだけで
レースの様子は全く分かりません。

腰が痛くて顔を上げられないうえに
目も見えないので確認のしようもありません。

そうして

「ワーーーー!!!」

という声があがりレースが
終わったことを告げていました。

一番大事な決定的瞬間を
私は全く観ることができなかったのです。

「おい、兄ちゃん、大丈夫か!?」

何人かの見知らぬおっちゃんたちが
私を取り囲んで声をかけてくれたものの
あまりの腰の痛みで答えるに答えられません。

「痛い、痛い、、痛すぎる。。。」

「しかも目が見えなくなるって。
なにこれ、どういうこと???」

レースの結果もさることながら
自分の身体の異変が気になって仕方がない私。

どうにもすることができず
ただその場でじっと
うずくまるだけで精一杯な私。

それから、しばらく時間がたちました。

じっとしているうちに
ようやく腰の痛みも和らいできて

少しずつ目もうっすらと
見えるようになってきました。

レース結果を知りたくてたまらなかった私は
目をごしごしこすって

なんとかしてレース結果が表示されている
電光掲示板を確認しようとします。

するとそれとほぼ同時に場内放送で
レース結果が告げられたのです。

つづく。

完・競馬で61万円一点勝負したあの日お金は稼ぐものじゃなくモテるもの。 お金モテstyleのともたけです。 今回が3部作の完結編となります。 これ...

 

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