お金のあり方

競馬で61万円一点勝負したあの日

お金は稼ぐものじゃなくモテるもの。

お金モテstyleのともたけです。

人生には人生の節目で
大きな勝負をしないと
いけない時があります。

成功確率がどれだけあるのか?

それがわからなくても目の前の現実に
オールイン(全賭け)する。

なぜ、それをするのか?

たとえその問いに上手く答えられなくても

「自分の探しているものはあちら側にしかない」

と根拠なく確信できる時が人生には何度か訪れます。

当然ですが、怖いし不安です。

「やってみたいけど
失敗したらどうしよう・・・。」

そのフレーズが何度も何度も
頭のなかでリフレインします。

それでも、恐れや不安に負けず

「今は間違いなく、自分の感覚を信じて
オールインすべきタイミングなんだ。」

と信じることができるかどうか?

人生にたった数度しか訪れない
ここぞというタイミングを逃さす
キャッチできるかどうか?

不安でも怖くても勇気を出して
飛び込むことができるかどうか?

自分の感覚を信じることができるかどうか?

人生の節目が訪れたときの
不安や恐れとの向き合い方がそのまま

豊かさ、自由度、幸福度、健康さ

といった人生の質に直結するのです。

強い想いを胸に秘め覚悟を決めて
オールインする姿勢を貫くことが
できたときというのは

不思議とその勝負での
勝利の可能性が最大化されるもの。

幸運の女神というのは
そうした場所にこそいるんだなと
思わずにはいられません。

決して宝くじ売り場にはいないのです。

私にとって最初の人生の節目は
間違いなく

61万円で馬券の1点勝負

をした大学生のあの日でした。

生まれ育った北九州市で
中学まで過ごした私は

愛媛県松山市にある全寮制の高校で
のんびりとした3年間を過ごしました。

そこから東京に進学して
はじめて東京という街に出てきた私は

「なんてお金持ちが多いんだろう!?」

と街の様子に驚くばかり。

みたこともない高層ビルの数々。

みたこともない高級車の数々。

みたこともない高級店の数々。

そこに闊歩する、みるからに
経済的に裕福そうなお金持ちの人たち。

街の様子に圧倒されながらも

「みんな、何をしてる人たちなんだろう?」

「どうやってお金を稼いでるんだろう?」

「どうすればお金持ちになれるんだろう?」

という問いたちが、次第に私の頭のなかを
埋め尽くしていったのです。

いろいろと考えているうちに
出てきた私なりの答えは

「お金持ちの人の感覚を手に入れるには
きっと大金を使う経験が必要に違いない。」

というものでした。

「きっと、これまでと同じような
お金の使い方をしていてはダメなんだよ。」

「今までの自分では全く思いつかないような
お金の使い方をしたほうが効果がありそう。」

「小出しにチマチマとお金を使っても
感覚が変わる感じは全くしないしね。」

そう感じた私が最終的に辿り着いのが

「自分が最も得意な分野に一度にドン!
と、お金を使う経験をするのが一番。」

という結論。

そうして思いついたのが

競馬で大金を賭けて勝負すること

だったのです。

この計画をどうしても実行したかった理由。

実はお金そのもの以外のところにありました。

せっかく現役で入った大学でしたが
自分が学びたいと思えることが
全くないことに心底絶望してしまい

2ヶ月後には全く大学に
行かなくなってしまっていました。

当然、テストは赤点だらけ。

平均点はせいぜい30点ちょっと。

「このままじゃ留年は確実で
もしかしたら卒業すらできないんじゃないか?」

「もし、そうなったら
どうなっちゃうんだろう・・・。」

そんな先行きの不安を抱えながら
悶々とした日々を過ごしていたのです。

でも、だからと言って
これといってやりたいことも見つからず
中退する勇気もない。

相談できる友だちも皆無。

そうしていつしか大学での居場所がなくなり
息はしてるものの生きてる実感の全く沸かない
中途半端なぐずぐずした暮らしを続けていたのです。

そんなある日のこと。

ひょんなことから偶然、私の目の前に
彗星の如く現れたのが競馬の世界でした。

たまたま最寄りの駅のホームに
立っていたら通りかかった不思議な電車。

その電車に乗っている人たちの異様な光景を
今でもハッキリと覚えています。

ほぼ全員が白やグレーの新聞のようなものを
広げ熱心に眺めている。

しかもほとんどが男性ばかり。

「一体、あの新聞みたいなのは何?」

「みんな、何をしてるの??」

「どこに行こうとしてるんだろう???」

興味を抑えきれなくなった私は
気づけば反対側のホームに走って
その電車に飛び乗っていたのでした。

実はこの電車、東京都府中市にある
東京競馬場へ行く京王線の
臨時列車だったのです。

訳も分からず飛び乗って辿り着いた先で
待っていたのは東京競馬場。

人の波がどっと流れる方向についていって
200円の入場料を払って入った世界に
私の心は一瞬で奪われたのです。

東京競馬場は圧倒的なまでの広大な敷地で
とにかくどこまで歩いても気持ちがいい。

しかも観戦するためのスタンド以外に
高い建物が周りにないので空がとても広い。

ど真ん中にあるのは徹底的に
整備された緑に映えるターフ(芝生)。

その上をカラフルな勝負服に
身を包んだ騎手(ジョッキー)と

アスリートのように鍛え上げられた
黒光りする肉体のサラブレッドたちが

どどっ!どどっ!どどっ!!

と音を立てて疾走する臨場感満点の姿に
私は完全に恋をしてしまったのです。

大学での居場所を失っていた私にとって
競馬場が居場所に変わるまで
ほとんど時間はかかりませんでした。

そうして競馬に没頭する日々が続き、いつしか

「将来はJRA(日本中央競馬会)に就職するんだ」

という生きる目標まで持つことが
できるようになっていったのです。

「今の自分には競馬しかない。
むしろ競馬があるからこそ自分らしくいられるんだ。
だから競馬で勝負するのが一番なんだよ。」

「じゃあできるだけ多くのお金をかき集めて
それを全額1点勝負してみよう。
競馬予想なら自信があるしきっと今の自分ならできるはず。」

「そうすればお金持ちの人たちの気持ちだって
きっと分かるようになるに違いない。」

こうして無謀とも言える計画が
はじまったのです。

当時は典型的な貧乏学生。

お金がなくて食事を抜くこともしばしば。

お金の余裕なんて1円たりともありません。

だから、大学生の私にできることと言えば
徹底的に節約してひたすら働くことだけ。

まずは、とにかく1円でも
極限まで食費を切り詰めるために

食事は全て当時最安だった
マクドナルドのハンバーガーに変え

通学用の地下鉄の定期券は
払い戻しをして軍資金にあて

ひたすらバイトに明け暮れる日々。

その間、自宅から徒歩圏内にある書店の
競馬本コーナーに足繁く通っては

足が棒になるまで何時間も立ち読みしては
自分だけの競馬必勝法を探すために
ひたすら研究し続けたのです。

時間だけはたっぷりある学生の特権を
存分に活用して昼間はバイトでガンガン稼ぎ

夜は深夜まで競馬研究に没頭しつつ
計画実行のタイミングを計っていたのでした。

そうして半年ほどたったある日のこと。

手元にあるお金を数えてみたところ
なんと61万円もの大金に育っていました。

みたこともない量のお金。

ATMでおろしてきた札束を並べてみると
その存在感に圧倒されるばかり。

「これからいよいよ1点勝負をするのか。。。」

「でも全額はさすがにもったいないんじゃ・・・。」

「まずは10万円くらいにしようかな?」

「今すぐにやらなくても、後でゆっくり考えて
やったほうがいいんじゃないの?」

そんな悪魔のささやきたちが
頭のなかを駆け巡ります。

次から次へと出てくる
やらなくていい理由。

問題をすりかえてしまえ
と言わんばかりの甘い誘惑。

自分で決めたのにそれすら
守ろうとしないダメダメな
自分への上手い言い訳。

悪魔のささやきたちに
飲み込まれそうになった私。

とっさに我に返った私は
ギリギリのところで思いとどまります。

「ダメだ!ダメだ!!ダメだ!!!」

「大学には興味も居場所もないのに
かたちだけいることになっているような
中途半端な暮らしを続けるのはもう嫌だ!」

「今ここで勝負せずにいつ勝負するんだよ!」

「自分で決めたんだろ、自分で。
だったら決めたことくらい
ちゃんと自分で守れよ!!」

そうして悪魔のささやきたちを
なんとかして追い返した私は

61万円を大事に大事に握りしめて
東京競馬場へと向かったのでした。

まさか、その後に経験することが
私の一生に大きな影響を与えることになろうとは
当日の私は全く知る由もありませんでした。

つづく。

続・競馬で61万円一点勝負したあの日お金は稼ぐものじゃなくモテるもの。 お金モテstyleのともたけです。 今回は前回の記事の続きになります。 前回の記事...
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